罪なる白ブサの阪神高速


このところ暑くて、あまりバイクに乗れていない。



たまには動かそうかと、神戸にでもブラッと。



阪神高速池田線から名神高速入る辺りで、ProBoxという商用バンにブチ抜かれる。



このProBoxという車、乗り手の営業マンが時間に追われているためか、何処で見掛けても大抵ブッ飛ばしてる。

しかも、荷物積むのを前提にした設計だからか、足回りは固そうな印象。

タイヤはロングライフのみ考えられたような、グリップ力無視のタイヤであろうが、コーナリングは結構鋭く

アクセルレスポンスがいいのか、スムーズに立ち上がっていく。



私が仕事で乗っている、旧型クラウンコンフォートという、名前だけクラウン付いた商用車........

荷物ではなく人間を運ぶためだからか、エンジン、足回り、ブレーキ弱すぎ..........



走らない・曲がらない・止まらない負の三拍子揃った車体。



100km/h超えるとハンドル片手持ちがコワい車など売るなと言いたい。





(更にブレーキの甘さは秀逸で、乗り始めた頃「これぐらいか」とブレーキ踏むも、予想に反して効かず、ガードレールに突き刺さり、所長にエラい怒られたほど)



ProBoxの潜在性能の高さには、ミノフスキードライブのようなアニメな装備でもあるのかと思いながら名神高速へ。



追い越し車線をマッタリ走っていると、アルテッツァに左追い越しされる。

別にヤカラ追い越しではなく、単に急いでいるような感じ。



が、私にはわかる。





この急ぎ方は、ウンコ漏れそうな時のような狂人的飛ばし方。



(かつて32のType-Mで峠を走っている時、猛烈な腹痛に襲われた事が。

「今ならセナにも負けない覚醒モード」で、麓のコンビニ目指してカッ飛ばし



途中、デート中っぽいワゴン車を無理矢理追い越し、暫く走ったものの限界。

車停めてヤンマガ持って2mほどの崖を降り、事なきをえた。

が、事故ったと思ったのか、先刻抜いたデート中カップルが「大丈夫ですかー!」と叫んでるため、出るに出られなかった事が。)




アルテッツァが車内で阿鼻叫喚にならない事を祈りながら暫く..................



ベタ煽りにパッシング、スレスレに左追い越ししてきたカップル乗車なクラウンアスリート。





検対マフラーに車高落としちゃいましたみたいな街乗り仕様にしか見えないのに、何この挑発。

少なくとも500馬力仕様は期待。



ギアを5速から3速へ。

10000回転まで引っ張ると、フル加速してないのかヤカラな抜き方してくれた割に、すぐに追いついてしまう。

真後ろにつけてみると、期待はずれにリミッターが掛かってる様子。

普段よりアクセル吹かし気味に「後ろつかえてるんですが」をアピールでエンブレ。



「女積んでイキがんなよ」と思いながらパス。



すると、ミラーに単眼ライトが映り込む。





今にも赤色灯が回りそうな、白い車体に白いヘルメット。





走行車線に戻り減速。

パワーで振り切ろうにも、もう空いた直線区間は長くない。

等と考えていると、こちら完全無視で静かに抜いていきはる.................



ミラー越しでもようやく車種がわかる距離まで迫ってくる。



L0かL1の白い隼................



「ややこしい色してんなよコラァ!」

と、無駄にドキドキ感満々で挙動不審な自分が恥ずかしい



僅かな時間ながら、様々な思いが交錯したひとときでした。




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