理由は「安かったから」
その頃は通信機器というとB-COMぐらいしか知らず、オプションでカスタマイズして値段が変わるのか知らないが 2台で6万円代。
さすがに手が出ず、渋々3000円代程度の有線式で我慢する事に。
が、バイクから降りる時に配線は絡まるわ、ケツに乗る嫁がインカム装着したままスタスタ歩き始めるから引っ張られ
「痛いやんけ!」「あんたが遅いねん!」
といった具合に、お金では買えない日常の安息にまで被害が及ぶ。
やはり、ガンダム無双のゲームでも、有線サイコミュのジオングがサザビーに性能的に勝てないのもわかる。
そこでネットを物色して見つけたのが、このインカム。
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BT MULTI INTERPHONE
Bluetoothで携帯通話、ナビの音声受信、音楽鑑賞可能。
最大距離500m、120km/hまで無線通信可能。
その後モデルチェンジを繰り返し、700mタイプ、1000mタイプ、6台接続タイプが出たりして、初期型は安くなってる模様。
前回の時点でも、メーカーが全くわからないが、粗悪品でもギリギリネタで笑える値段かと思い購入。
どこのスクリーンか忘れたが200km/h出すと風圧で歪みバタつくため、メーカーに電話したら................
「うちのは公道用ってなってるでしょ?120km/hぐらいまでなら問題ないでしょ?公道でそんなにだしたらダメでしょ?」
みたいに、ユーザーが「ぐぬぬ.............」となる程度に笑い話になればいいかなと。
購入。
購入すると限界を知りたくなる。
ここからはサーキットでのお話として................
まず音楽。
ポケットに携帯入れた状態の最大音量で、200km/hぐらいまでは音楽が聞こえるが、ヘルメットの性能限界から、それ以上になると風切り音で聞こえなくなる。
(いつもランダム再生してるため、娘の運動会のダンス練習用に携帯に入れた、AKB48のヘビーローテーションがかかってる時などに事故って意識不明になったりしたら到着し必死にヘルメット脱がしてくれた救急隊員に「クスッ....」と冷笑されて成仏できそうにないが........)
次にタンデム通信。
バックレスト付きのコルビンシートの安定感も手伝って、今のところ嫁のタンデム耐性は240km/h巡航。
これも180km/hぐらいから大声で喋らないと風切り音で聞こえなくなり、200km/h超えると、あの世からの囁きのように遠くから声が聞こえる不気味な状態に。
尚且つ、これぐらいの速度になると、ヘルメットにチンカーテンを装着していてもダクトから入り込む風が口に流れ込み、発声自体が苦しくなり咳き込む。
後は、前下がりの駐輪場などに停めて、インカム通信中なのも忘れ、ヘルメット被った状態でバイク引っ張り出す時なんかに息切れし
「キモいから耳元でハアハア言わんといて」と、言われないよう気をつけるのが大切。
結果、じゅーぶん使える。
1台がペアリングできるのは2台か3台までという点で、多人数走行には向いてないがソロもしくはタンデムで使用する分には、全く問題無し。
B-COM等に比べ、カブトムシがヘルメットにへばりついてるかのようなイモ臭いデザインさえ我慢すれば、コストパフォーマンスは抜群で、一年以上使用して不満はなかった。
ただ、防水というのをよく読むと、生活防水だったのを完全防水と勘違いしてたのが昇天原因。
豪雨の中、イヤホンジャックから水が入り込み、本体丸々分ぐらいの水が溜まるとさすがにアウト。
という事から、また同じ物を注文。
が、届いたその日、それまで昇天ご臨終だったインカムが、中身乾いたのか復活。
思春期早漏少年のように焦って無駄な買い物した、自分の脳が最も壊れていた事に気付かされた今日この頃。
相変わらず、外箱見てもメーカー名がどわからないというミステリアスな物ながら、まぁいいかと。