この前、雑誌で
新型KAWASAKI ZX-14Rの記事を見た。
1440ccだの、
ラムエアバージョンは210馬力だの、凄まじげなスペック。
ZX-14Rメーター液晶部は色々表示されて便利そう
2011年モデルの隼(色追加のみ)
HAYABUSA1300メーターの配列は好きなものの、液晶部にもう少しインフォメーションがあれば......

私の知る限りの歴史として(違ってたらすいません)
SUZUKI GSX1100Rが世界最高速出してギネス記録
↓
HONDA CBR1100XXブラックバードが、量産型市販車初の300km/h到達でSUZUKI GSX1100Rを破る
↓
SUZUKI変態モード突入、
GSX1300R隼でオーバー300km/h。
~ここで「あまりにも危険すぎ」と、ヨーロッパで300km/hリミッター規制~ そんな中、
世界の警察、
我が国こそ至高な
アメリカMTT社から、ヘリコプターのガスタービンエンジン積んだ
Y2K発売。
「市販車世界最速」「最も高価なバイク」で、
185000$ジェット噴射の推進力を利用するのではなく、パワー・タービンから軸出力を取り出し何たらかんたらよくわからない説明で
とりあえずキー回して即発進などできない特殊っぷりながら
それでも量産型市販車で
400km/hオーバーと、「勝てば官軍」的というか、ややジャイアンのような言い分。
因みに、触媒もサイレンサーも無いため、日本ではナンバー取れず
排気温度も600℃ぐらいとかで後続車のバンパー溶けるとか........ Y2Kは特殊すぎて、あまり興味が無い。
一点特化なら、この
500km/h隼の方がキ●ガイじみて面白い。

話の脱線を戻して...
KAWASAKIから隼撃墜のためスーパースポーツとして
ZX12R発売
↓
SUZUKI GSX1300R隼、
HAYABUSA1300と名を変え
排気量
1300ccから1340ccへ。
175馬力から197馬力へモデルチェンジ。
↓
KAWASAKI ZZR1400発売、
ZX12Rのピーキーなエンジン特性をマイルドにし、スポーツではなくツアラーとして隼とライバル関係に。
↓
KAWASAKI 新型ZX14R発売。
(HONDAは「大排気量ハイパワーは時代に合わない」とこの分野から撤退) 雑誌など読むと、スペック的にも性能的にも隼より上といったインプレ。
KAWASAKIの詳しい事は知らないが、車名に
「R」を冠するのはかなり特別らしく、(常識的な範囲での)世界最速になるであろうと。
ここで
「変態」という形容詞がよく似合う
SUZUKIが
またプライドを賭けてトンデモバイクを開発するか
隼を更にパワーアップさせてモデルチェンジをするのか?
個人的には、バイクが300km/h縛りになってから
「夢の300km/h」が
「どれだけ短時間で300km/hに到達するか」のレベルになっているように思う。
ただストレートでアクセル全開にしてその速度域で競うなら
頭のネジが飛んでるライダーが乗ってるバイクが速いだけ。
私ごときでは、190馬力でも200馬力でも、そんなパワーのバイクでフル加速したら
風圧で飛ばされないよう全身の神経剥き出しかのような集中力で、ひたすらしがみついているだけ。
どっちがどうなどわかりゃしない。
どこもかしこも
エコなこの御時世。
こういったトンデモバイクが発売されるのは嬉しい。
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