デカくなったな、小僧

最近ようやく「ただ歩いてただけで靭帯損傷→松葉杖」
というミラクルコンボを決めてくれた娘が回復。

学校では「階段付き添い係」「物を持ってあげる係」などが同じクラスのコらに割り振られ、お大臣な待遇だったらしく
もし私が同じクラスにいたとすれば、舌打ちしてるであろう面倒くさい事も、皆、親切にしてくれたらしい。

怪我が治れば調子に乗るもので、手に入れたのがよほど嬉しいのか
合気道の道着を家の中で着てはる。
(袴ではなく、フツーの柔道着みたいなやつ)

そして「パパこっち来て」と、習った組手の実験台に私が呼ばれる。

「パンチしてきてみ」と言うので、左手でアッパーをすると
「違う!何で左手やねん!この辺に右手で真っ直ぐ!」と、攻撃手段の指定......

実戦の場で、そんな丁寧に襲ってくる馬鹿がいるわけないやろと思いつつ
言われた通りにすると、意外な対応速度

簡単に右肘を逆関節にきめられ痛い
しかも、かなり力を入れなければ外せない......

私自身、同年代の中では非力な部類ではない自信はある。
それが、10歳の小娘に関節きめられ容易に外せず、あまつさえ痛みを感じるなど、プライドが許さない。

「離してほしかったら、タップせなあかんで」

この有頂天さ。

許せぬ...........

自称・南斗鳳凰拳伝承者の血がたぎる。

同じ形の流れを要望してくる小娘に、聖帝サウザーばりの左手チョップ。

先ほどのように右パンチがくると思ってる小娘。
予想と反対側からの攻撃が、側頭部直撃

「未熟者が.....」
「敵将、討ち取ったり~!!」な気分で勝ち誇っていると

「パパなんか大っキライ!絶対倒したる!」
と、親のカタキでも見るかのような復讐に燃える眼力
(私が実父ですが.....)

よく考えると、あまりにも大人げない振る舞いであったが
そうさせるほど、動きは侮れないものがあった。

暫くは体力的に勝てるとしても、これがこの先ずっと続けるなどとなれば、ちとマズい予感が。

護身的意味合いや、自己の精神的肉体的鍛練ではなく父親を倒すためという
土を食べて叫んでいた、初期のレイのようなキ●ガイ復讐心が悲しいところ。
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