隼 in 三重県 「三多気の桜」

この休日は「三多気の桜」という三重県津市にある観光名所へ
近鉄特急でキャンプまがいなものをしに行く娘から

「パパもバイクで来てよ」

と、ここ最近、私の顔を見るなり「痴漢は犯罪です」「変態は逮捕です」ばかり言ってたのが
珍しくデートの誘い。
(先日、娘の通う小学校の校区内で変質者が出た時も「パパ!その時間は何してた!?」と、完全に犯人扱い)

「行こか」と軽く返事して、当日の天気予報は降水確率90%

キャンプ自体は雨天決行との事ながら、こちらはバイク。

さすがに「雨なら無理やわ」と言うと、珍しく残念そうな表情......

何だかこういうのはすごく引っ掛かる。

普段「たばこやめるやめる」と繰り返している有耶無耶さとは違い
今まで、楽しみ感を与えた発言に対しては必ずやり通してきた。

「じゃあ行こう」

午前2時まで18時間仕事して、何時に寝たのかわからないが6時起き。
眠い........

そして大阪も雨。

これまでのマゾツーリングから、雨ごときでひるみはしないが、土砂崩れがコワい。

そんなこんなでカッパ着て出発。

今回のルートは吹田ICから近畿道→西名阪→名阪国道→針IC→国道369号線→国道368号線
ナビで見ると片道約130km

これぐらいなら一気走りでいいかと特に問題なく進んでいくも
途中で雨が上がり、カッパ着てるのが恥ずかしく西名阪の香芝SAへ。

DSC_0236.jpg



カッパ脱いで軽快に。

更に進んで、針ICへ。
この針を出たとこにある針テラスというのが
バイクがよく集まってるとあちこちで目にしてるためちょっと寄ってみる。

が、1台もいない......

DSC_0237.jpg


とりあえずマッタリとしていると、何処からか避難でもしてきたのかと思うほど荷物満載のハーレーが1台入ってくる。
白髪ポニーテールで長い髭、どこぞの免許皆伝者かと思ほど渋い。

軽く会釈しながら
「カッコいいね~、タンクカバーがオシャレやね~、オーナーさんをよく表してる!」
と話し掛けられる。

.....タンクカバー=被り物=オーナー

ナニコノ仮性人の見抜きっぷり.......

(一応、スクランブル時はしっかり起動しますので)
などと思いながら、このエスパーぶりに驚愕。

という事もありながら先へ。

ここからはほぼ一本道....
と思わせて、山道の国道にありがちな、道幅同じ交差点を直角に右左折しなければならなかったり
同じ○号線が途中から飛んで続いていたりといったトラップに掛からないよう
スマホのGoogleナビを使う事に。

トップブリッジに巻き付けた携帯ホルダーに差し込み
周囲の景色的に圏外にならないかビクビクしながら、案内開始。

この369号線、市街地から山間部に入っていくと
路面ビチャビチャながらも、メーターの針が真上向く箇所多々というほど快適な道。

所々、土砂崩れ予防なのか車線半分ぐらい土嚢が積まれている箇所があるのが、ちょとコワいが....
「落石注意」の標識も、地面に石が落ちているから気をつけろなのか、頭上から石が降ってくるから気をつけろなのか、妄想が駆け巡る。

と、右ブラインドからの立ち上がり、タヌキの轢死体が。

避けようと思うも対向車きてたため、フルブレーキでリアロック。
ややタコ踊りになりながらもコケずに踏まずに回避。
既にぺちゃんこになってるタヌキに「フッ、命拾いしたな」などと意味不明な一人言をつぶやく。

スマホのGoogleナビもリニアに反応してくれて、特に問題なし。
予め、先のコーナーの形状がわかるのは安心感がある。

そして途中のトンネル。
ひたすら直線で明るい。

片側1車線の対向ながら、海ほたる行った時の東京湾アクアラインより圧迫感もない。
多分、覚醒モードに突入したあの人なら、ここでリミッターに当てるであろうと想像できるほど。

目的地到着。
悪夢のような曇天模様........
DSC_0238.jpg


「パパこっち!こっち!」と娘が走ってくる。
家の近所を歩く時「友達に見つかったら恥ずかしい」
と、私と一定の距離を保つ姿が嘘のようになついてくれる。
(距離を詰めるよう早歩きで追い掛けると「キャーッ!!」と叫ぶため、周りのオバハンの視線が冷たい.....)

現場にいた人らと、あーだこーだ話して、夕方には車の納車があったため
昼メシ食べてすぐ帰路へ。

一気走りで帰宅。

「雨の中、約束守って来てくれた」と思ってくれるのか、一晩経てばトイレで流れていくウ●コのように記憶から抹消されているのか
恐らく後者であろうとは思いつつ、まぁそれなりに楽しいソロツーでした。
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