また行き違いできない細い対面通行の道.........
山道でよく目にする
「落石注意」の看板。
が
「これ、さっき落ちた岩石ちゃうの?」といったように
あちこちに落下し砕けて砂利になったような、新しい石がゴロゴロしてるのが気になる.........
道路自体も、割れて砂利になってる上に濡れ落ち葉敷きの鉄板箇所があったりと.........
いつもはガンガン飛ばすNativeさんが、徐行してるのが酷道をよく表している.........
ハッキリ言ってこのルート、50ccのオフ車の方が速い.........
そして.........
ブラインドで、道幅思いっきり使って曲がってくる若葉マークの車......... Nativeさんギリギリで避け、私も肩と車のミラーが擦る寸前.........
途中、1km以上ありそうなトンネルのくせに、照明が一つも無い箇所もありいの何とか
大台ヶ原ドライブウェイまで辿り着く。
ここまで、正直、コケなかったのが不思議なぐらい。
脳から変な分泌物が出てる気分。
大台ヶ原のドライブウェイを上るにつれ、結構標高が高いようで
目線の高さにある雲と、夕日が絶景。
.........が、寒い。
20kmほどあったのか、ドライブウェイ途中から、灰色の枯れ木しか見えなくなり
秘境というより死後の世界。
頂上に着いたのは16時半。
途中の休憩をトータル1時間としても、110kmの道のりを5時間掛かっている.........
それも、もうすぐセブンセンシズに目覚めそうなぐらい小宇宙を高めた感覚で、神経かなりクタクタ.........
マッタリと日没を待ってる時は11度だった気温が
日が沈むと、一気に5度まで下がる.........
街灯が無い頂上駐車場。
日没と共に、携帯の明かりがないと階段も下りられないような闇。
そして、今回の目的であった
「天の川」.........
驚いた.........
やや乱視の為、一応眼鏡かけたが.........見上げた視界の全てが星空。
その中に、うっすらと帯がかかったように、天の川が肉眼で見える。
(デジタル一眼で撮った写真を見て「あれが天の川」とわかったからであって言われなければただの薄雲と思ってたはず) 流星もあり、何とも表現しがたい美しさ。
.........肝心な事をお伝えしますが、男2人です 他にも天体観測グループがいたものの、大概が男女混じり。
ここで口説けば、ほぼ堕ちるであろうシチュエーション。
ライダーズジャケット着てなければ
「かなり良い関係の男組」と思われていたであろう。
クタクタになった見返りにはじゅうぶんすぎるほど、次回は車で娘を連れてきてやりたいと思えた。
帰りは最短&道幅優先でルートをとり、3時間ほどで自宅到着。
今回の行きのルートは、某SNSバイクコミュの管理人♀を連れていけば、我が手を汚す事なく葬り去れるであろう、トラップ的難易度が高かった印象。
終われば話のネタになれど、快適ツーリングには程遠い、修行のような道のり。
ほぼ全域に渡り携帯圏外な為、交通量が極端に減るであろう夜中は危険。 というより、常に街灯は無く、トラブっても停めておくスペースが殆ど無い為、単独は自殺行為に等しいかも。
そして奈良。
これまで市街地にしか行った事がなかった為、地元大阪から遠くない所に
見渡す限り山という景色に会える場所がある事が嬉しく感じた。
ただ
「せんとくんはいいから、もう少し道路に金かけてくれ」というのが一番の願い。
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