新東名本線浜松SAの出口であちこちから車が来て、
ド田舎大阪土民の私は要領悪くなかなか出られず集団の後ろの方で発進。
SAでの混雑ぶりが嘘のように、意外すぎるほど本線ガラガラ。
周りの様子を窺いながら走ろうかと考えている間に、皆フル加速で消えていく..........
「これがアウトバーンか....」と思うほど、直線で平坦な道。
ペース上げようと、*20km/hほど出してる横を、私より更に後に出た女性ブサ乗りさんにブチ抜かれる......その後も、BMWににケツつつかれても、譲るどころかチギってしまいはる。
ナニコノ無双ブリ...........*60km/hほど出して追い掛けるも、先行集団は見えもしない..........
同一車種で全車ワープモードになると、一度もたつくと追い付けないのがよくわかった。
20台弱の隼の中、1台だけ1*0km/hぐらいでリミッターが掛かるCB1300さんは、リミッターにあてながらも離れていくばかり。
途中、旧車系の集団の1台がエンジン吹け切るまで引っ張って走る横を右から左から.........
アメリカン系、ネイキッド系、様々なバイクが走っているも、道を譲ってもらう間もなく、皆全開でブチ抜いていく。
時間通りに
駿河湾沼津SA到着。



この後は高速を降り、一般道で
箱根峠方面から
伊豆スカイラインを目指す予定で
台数が多いため、ちゃっちゃと走る
「うさぎ組」と、マッタリ走る
「かめ組」に分かれる事に。
先刻の皆の走りっぷり..........
正直
「なめくじ組は無いのでしょうか?」と言いたいところ.........
NATIVEさんは「うさぎ組」の5台でさっさと行ってしまう。
私や伊賀ブサさんは「かめ組」15台に。
箱根方面に行くにつれ、とにかく寒い。
私のナメた装備では、歯がガチガチ鳴るほど.........
対向車線でアメリカン集団が停まって、救急車に消防車に警察が来ていて、何事かあった様子だなと思っていると
左側の茂みにレーダー測定している警察........
対向車線の様子を見るために減速してなかったら、多分、大漁大豊作だったかと。
伊豆スカイライン入り口に到着。
天候は今にも降りだしそうな空模様............
途中、前を走るミニバンを順に追い越していき、私も追い越そうとするも登り坂の頂上付近。
交通違反以前に、前方がわからない状態で対向車線ハミ出すほどムチャはしない。
と、下った先のカーブで皆停まっている。
そして1台が車体の下1/3ほどスッポリと溝に落ちているのが見える。
カラーリングとマフラーの材質から「NATIVEさん!?マフラー片方折れてる!?」
と一瞬思ったものの、片出しのフルエキだった別の車体。
とりあえず私も停まり、下りのバンクついたカーブだったため、立ちゴケしないようローに入れて慎重に.......
降りようとすると前で「ガシャッ!」と立ちゴケ.........
連鎖なのか、後ろでも立ちゴケ寸前に..........
6,7人ではまった車体を持ち上げ外に出す。
~ここからは少し真面目に~
私自身、学生の頃からバイクでは、死にかけるような大怪我から骨折程度の軽症まで
何度も繰り返してきてよくわかるが
こういう時、やってしまった本人は、ものスゴくバツが悪い。
初対面の人が何人もいる中、足止めになった事や周りの手を借りる事などに。
けど、そんなものは本人が思ってるのとは全く逆に、周りは善意だけ。
NATIVEさんが静岡でトラブった時も、初対面の静岡ブサ乗りの人らがパーツまで手配してくれた。
仕事と違って、利害が絡む人間関係の集まりではなく、ただ「バイクが好き」で集まった人間関係。
誰がどんな人間なのかは知る由もないが、トラブったなら「手伝えるとこは手伝おう」というだけ。
そして私は、バイクというのは愛着はあっても所詮はモノ。
五体満足なら、また働いて買い直せばいいと思うタイプ。
今回の人は、スゴく運が良かったと思う。
細い柵だけで、その向こうは断崖絶壁みたいな箇所も多々ある峠道で
脱輪した場所は、たまたま溝の向こうが柔らかい土と芝生の壁みたいな造りになっていて
体への衝撃はかなり吸収されたと思う。
これがちょっとズレていたら...........
体が大怪我でなければ、欲張りなのが人間というもので
バイクを傷めた事への心の痛みや「いくら掛かるねん....」が発生する。
私が納車半月でフレーム断裂させた隼の時、入院してるベッドですらそれを感じた。
とにかく「命あってのモノダネ」とでもいうのか、後はポジティブに考えるのがいいと思う。~と、とりあえず自走できるようなので、そのまま
「スカイポート亀石」へ。
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