今から15年ほど前に乗ってた車で、
2L 直6ターボのFR、最も思い出深い車であり、また、今でもNISSANの傑作だと思える車。

NISSAN R32 GT-S-T Type-M。
(毎度、画像が残ってないため参考画像です....)当時、峠や環状線を走る中、その頃ですら古い車であった
KP61スターレットや
ワンダーシビックもちらほら見掛けたが、やや古い車として
頭文字Dの影響もあってか、絶大な人気を誇っていたのが
AE86(レビン/トレノ)借り物でしか乗ってないため、深くはわからないけど、非力なNAのFRを速く走らせるには誤魔化しが利かず、丁寧さが必要で、入門用に乗るのも間違いではないと思った。
今でもAE86はたまに見掛けるものの、年式的にメンテナンスの面で費用も掛かるであろう事から
個人的に
「中古の車体が安い・クセがない・頑丈」という点で見ると、運転操作の練習として、この
32のType-Mか
1.8L CAエンジン搭載のS13シルビアK's/180SXがいいと思う。
(当時、2L SRエンジン搭載のS13シルビアK's/180SXは、よくブローしてるのを見てたため、印象としてCAエンジンの方が頑丈といったものです)とりあえず、中古車屋の知り合いに
「走行距離や年式はどうでもいいから、とにかくしっかりしたやつを引っ張ってきて」と注文し、待つ事数ヵ月。
「多走行ですけど、完璧です。つかまされたと感じたら轢いてもらっても構いません」と、見せてもらった平成3年式、
走行距離10万kmの車体。
確か
128万円。
「こいつ、絶対つかませやがった」と思いながら見た車体の艶、各所開閉具合、内装、エンジンの吹け。
敷地内を少し走らせた感覚。
「これ、メーター水増ししてんのちゃう?」と訊いたぐらい、コンディション良い。
記憶にある限りの納車時の改造点。
・NISMO仕様ではない本物NISMOのR32GT-R用フルエアロ(バンパーのフレーム切ってブタバナ付いてた)
・スモーク素材のアクリル板のようなものを器用に丸く切り、テールランプに嵌め込んで、ウインカー共にスモーク
・マフラー、エアクリ、ブーストコントローラーの定番ライトチューン
・フルバケにショートストロークシフト
・ケージーエムのショートストロークの足回り
・前後タワーバー早速、峠へ。
70スープラよりも軽く、よく曲がり、純正のデフながらドリフト最中のコントロールもしやすく、とにかく楽しい。
散々走り回り、Uターン地点手前の緩い下りの直線でブレーキ踏むと、効きが変。
というより、殆んど効いてない。
幸い大して速度もでてなかったため、サイドブレーキ引いてスピンターンみたいな形で停まる事ができたものの、左右の前輪内側から煙のような湯気のようなものが.......暫くすると収まったため、そのままチンタラと帰宅、翌日、
プロジェクトμのパッドに交換し、ブレーキオイルも硬いものに。
何だかんだであちこち行ってる中、明け方の、とある自動車専用道路で
FD3Sとバトルに。
ライトチューンのType-MがパワーでFDに勝てるはずないのに、無理してブーストコントローラーのスクランブルボタンをON。多分、2秒か3秒しか使用してはいけないところを暫くベタ踏み。
後付けしたデジタルメーターで230km/hを表示したところで、ボンネットから
「バシュ!」とイヤな音が。
そしてミラーで後ろが全く見えないほど、マフラーから白煙が。
これがウワサの.......タービンブロー...........何か、タービンブローした場合、慌ててアクセル戻すと吹き飛んだタービンの羽根がシリンダー内に逆戻りしてエンジンまでパーになるとか聞いてたが、戻すも何も一瞬の事でわけもわからず。
そこからは、とにかく白煙吹きまくりながら、どれだけアクセル踏んでも60km/h程度しかでない。知り合いが勤めていたショップへ持ち込み、あれこれ相談。
外品タービン組むのは金掛かるしで、
R33 GTS-T Type-Mの純正タービンを付けてみる事に。
その他パイピングを
シリコン製にし、
パワーフロー周りの遮熱やらもついでに。
マフラーも触媒前からストレートタイプだったため、吹き飛んだ羽根はそのままマフラーから出た様子。
これらで20万円ほど消えた..........
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