今日は「父の日」だったらしい。
というのも、そんな甲斐甲斐しい素振りなど微塵も見せない娘と、日にちがいつなのか全く知らない私には無縁のイベントだと思っていた。
朝からバアサンと梅田に行くような事を言っていたなぁと、目覚めた時には既に無人な自宅。
男一人で家にいるとなると、まるで息をするかのように、やる事など決まったもの。
日がな一日を怠惰に過ごし、夕方
「パパ、迎えにきて」と電話が。
迎え先でたくさん荷物持って娘がいるが、なぜか花を持ってる。
「何やそれ?」と訊くと
「今日は父の日やからプレゼント」
........................薔薇?????母の日がカーネーションなら、父の日は薔薇という設定なのだろうか..........
私の知らない世間一般の常識なのか.............
恐る恐る
「父の日は薔薇贈るもんなん?」と訊くと
「ちゃう。うちが持ってたお金でちょうど買えたから」.............................................
何というか、サボテンなら似合いそうな私に対して、あえて薔薇を選ぶこの感性。
一抹の不安を感じながらも、自分で手伝いしたりして貯めたお金で選んでくれたものは、素直にありがたく感じる。
が
「父の日やから焼き肉行こう!」と、しっかり食べた後、私に伝票渡す娘..........
先が思いやられるものである..........
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