体験だけで語るマスツーリング 其の1 ~計画編~

以前、「悪夢のツーリング」を、実際よりも98%減ぐらいの怒りのままに書きましたが
たまにTwitterで話題になってる「マスツー(マスツーリング=2台以上でのツーリング)」

私がこれまで体験してきたものを寄せ集め、感想文的に垂れてみようと。
(注:私は、ただ単純にバイクが好きなだけで専門的な知識はなく、雑誌等は参考にしない低脳自慰型人間なため、実際の正否は知りません...........
戯れ言程度の駄文だと読み流していただけると幸いです)


もはや、過去の私の罪への贖罪であったのかと思うほど「最悪」だった彦根城ツーリング...........
私にとって、この日は完全罰ゲームだったものの、今となっては反面教師的に良い経験だったように思う.......

「各々の技量不明・顔も知らないネット上での関係・車種も排気量も混在で車載無線無し」
このパターンのツーリングを言い出しっぺ側で考えたみたいと........

いきなり電話して「どっか行こう!」と出発できる間柄ではなく
ネットで知り合い、文字の交流から実際のツーリングとなる場合、注意する事はいくつかあると思う。

自分が言いだしっぺになったとして、当日までに決めておく事として.........

まず【目的地】
これはもう「ガンダム見たい」レベルで、言い出しっぺさんの好きなとこでいいと思う。
参加者募ってから「どこにしよう?」では、話がまとまりにくいため
「〇〇行くけど、どうよ?」的な唯我独尊モードの方が話が早い。

告知して反応があったら、次は【連絡先】
個人的にはここが最も重要な気がする。
突然、参加できなくなった場合。
各都道府県から順次合流しながら目的地を目指す場合の、降水確率による中止と決行の判断。
こんな時に連絡がつかないと話にならない。

残念ながら............
おまえとヤルぐらいなら羊をイカせるわ!と感じさせる割に「出会いはお断りしてるんで」と、連絡先教えない、大いなる勘違いしてる人もいる............

が、こういった生物は稀有な例。

電話では相手の生活パターンがわからず、お互い気を遣うので
時間ある時に読めるよう、直のメルアドの交換は必要だと思う。

そんな感じで、言いだしっぺは参加者全員に~
「どの地点の降水確率が〇%なら中止にする」
(注:以前、雨天決行で静岡へ行った時、ブーツから水が溢れるぐらい関西メンバーはボトボトなのに比べ、東海メンバーは何事もない様子だったのが、ちょっと恥ずかしかった.........)
「車種・名前(HN)・性別・どこから来るのか」
(注:私がネット上のHNを「土下座衛門」としていた頃、初対面の人達に真顔で「土下座衛門です、よろしく」と言うのが抵抗ありあり......HNは無難なものがいいと思った.......)
~ぐらいは送信し、出発地点が近い人同士で集合場所手前で合流しておいてもらえば、その後の打ち解け感が違うように思う。

(車種も名前もわからないと、SA等でジーっとこっち見てる女の人がいるから「今日は〇〇のツーリング行きはるんですか?」と声掛けてみると......
「?....違いますけど」と言われると同時に、上下カドヤのバトルスーツにシンプソンメットでV-MAXという「俺の名を言ってみろ!」と言い出しそうなジャギなおっさんがズンズンやってくるパターンもある)


後は、見ず知らずの人同士でのキッチリしたツーリング計画であれば
万が一に備え、自賠責のコピーや任意保険のカードをバッグにでも入れてもらい
血液型がわかるようなものも持っておいてもらうのが無難かと。

そんな感じで参加者が決定して、言い出しっぺがする事は...........

まず【グループ分け】
黄金聖闘士クラスのマスツーマスターな人達からすると、何台であろうが1つのかたまりとなり、某国の軍隊行進並みの統一感で行くのであろうが
私のようなジャミールの谷底で白骨化してるような聖闘士では、そんなのは当然無理。

各々のレベルも車種も混在なら、10台1組ぐらいがちょうどいいように思う。

ここで参加者側で大切なのは、自身の力量や体力を正直に申告する事

某ミーティングで遭遇した、排気量至上主義なVFR800の人みたいなのもいるが
そういうエンジンのデカさだけで勃起しそうな奇特な人は別にして
基本的に「下手や小さいのが混ざるとウゼェ」というのは、極少数派少だと思う。

これまでバイクに乗ってる人と会ってきた中で感じるのは、運転が不慣れな人にとやかく言う人は少ないが
不慣れにも関わらず、大口叩く人には冷たいといった印象。

免許取って間もない人や、マスツーというものに慣れてない人も楽しめるよう段取りできるのが、言い出しっぺさんのウデかと。

とにかく、マスツーの醍醐味というのは、ありきたりではあるが「同じ景色と気候とにおいを共有する事」だと私自身は思っている。

・計画はズタボロ
・「私が先頭」と、言葉だけは達人どころかクエストクラス(支配者級)
・いざ走り出せば教習所第一段階2時間目レベル
・後続に迷惑どころか事故らせかねない
・自分がおかしな運転してはぐれたのに、それを心配しながら待ちぼうけている他の参加者を放置して、自分だけ目的完遂


こんな死神な言い出しっぺだけは退場願いたいところ..........

次に実走するにあたり最も重要な【列の順番】
この定義は色々あるかと思いますが............

「先頭」
ナビを搭載してたりで、とにかく道を知ってる人というのが大前提。
且つ、後続にとって、速すぎず遅すぎないペースを作る事ができ、信号の見切りが上手い人。
レーダー探知機など装備していればありがたい。

「最後尾」
列を見渡して、おかしな挙動してる人がいないかなど見る事ができ、トラブルで列とはぐれたりした場合でも、ゆとりもって対応できる人。

「2番目~最後尾」
慣れてない人、もしくは排気量の小さい順が無難で、10台で走るなら5番目ぐらいに慣れた人が入ると更に安心感が増すと思う。

私自身、50ccミッションで中型に混じって片道100kmオーバーのツーリングや、中型で大型に混じっての同じケースも経験したが、正直、小排気量で100km続けて走るのと、リッタークラスで100km走るのとでは疲労度が別次元.......
同じリッタークラスでさえ、ツアラーとネイキッドでは疲労度が違う。

そして、車種混在の場合、燃料タンクの容量と燃費が車種ごとに違うため、給油頻度が変わってくる。
以前、グラストラッカーというバイクとツーリングに行ったが、タンク容量7Lだったかで、周りについてそのまま走ってると、高速道路上でメインタンクが空になり停止、路肩でリザーブに切り替えるハメになっていた事が........

この辺りは燃費が絡むため、一概にタンク容量だけでは決められないが
航続距離の最も短いものに合わせて給油地点を決めておき、どれか1台燃料減ったからと給油のため停止するという時間ロスを無くすために、よっぽど燃料に余裕がある場合を除き、給油する時は全車一斉給油がいいと思う。

不慣れな人の疲労に給油を考えると、高速道路なら50kmごと、一般道なら30kmごとに休憩取りながら行くぐらいがちょうどいいように思う。
加えて、女性が混ざった場合、身体的特徴により男に比べて尿意が我慢できないという事がある(らしい....)
私のように射出されたモビルスーツのごとく車から駆け出し、野グソも平気な人であればいいが、女性でそんな人がいればお近づきになりたくなるほど小数だと思う.........
走行中に失禁撒き散らしなど、後続のマニアには感謝されるかもしれないが、本人には気の毒この上ないので、あまり長距離イッキ走りはおすすめしない.........


「あそこはああだった、こうだった」と、会話で打ち解けていく機会を増やす意味でも、休憩地点は余裕をもって設定しておく事が大切かと。

前述のVFR800さんのようなタイプなら「チッ!これだから小さいのが混ざると面倒なんだよ」と言うのであろうが
素性も知らないネットで知り合った人が参加してくる場合、こういうケースも恐らくあるかと。
言いだしっぺとしては、こういう人には「じゃあ、現地集合・現地解散のオールフリーでどうぞ」と、満面の笑みで送り出すのが無難かと。


これぐらいを出発前に決めておけば、スムーズに行く(と思う.....)
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COMMENTS

unknown
2012/09/04 (Tue) 17:21

Re

コメントありがとうございます
ツイッターからですか........
HNで誰なのかわからず、すいません.........
不定期に気の向くままに書いているだけですが、またよかったら覗いてやってください

875
2012/09/03 (Mon) 22:35

Twitterからきました。
文章を書くのがお上手ですね。
ふふふと笑いながら読ませていただきました(^-^)
また読ませていただきます。

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