生と死の狭間で

先日、会社の同僚の見舞いに。
職位は同じながら、年齢は私より一回り以上も上。

ある日、黄疸が酷くて体調悪いと話をしていて、病院で精密検査した結果は「膵臓癌」
検査後、自宅に戻る事もなく入院。

会社の飲み会なんかで喋るぐらいで、プライベートな事までは知らなかったが、私のだらけた生活ぶりを話すうち
「おまえにだけしか言うてへんから、他の奴が言うてきたら、バラしたと思うで。
隠してるけど俺、バツ2でこの前彼女できてや~」
そう言われてから一週間後に入院。

何というか。

黄疸が出るほどの癌であれば、転移はあるだろうし、深刻な状態な事ぐらい私でもわかる。
本人もそれをわかっている。

どんな顔して面会したらいいのか。

他の同僚でプライベートから親しく付き合いがあって、見舞いに行った人間から、黄疸が引き、手術ができる状態になったらする、ただ、転移云々は腹を開けてみないとわからない。
手術後にどうなってるかわからんから、行くなら今やでと。

別の同僚と見舞いに。

輸血のパックやら吊るしながらも、思ってたよりも元気。
15分ほど他愛のない話をし、帰り際
「○○さんの分の仕事は残してるんで、はよ戻っといでよ」と告げると
「おう、待っとけ」と。

まだ、日程が決まったという話は聞かない。

その会話が最後にはなってほしくはないところ。

それが早いか遅いかの違いだけで、生あるものには必ず訪れる死。

私はアッサリと、残される側にならず、周りの人間よりも早く逝きたいところ。

男というのは、寂しい生き物なのかもしれない..........
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