昨日は天気も良く、とりあえず新たに加入した任意保険の会社から
『車輌保険に入られた場合、現車確認が義務付けられておりまして…』
と、言われてた為、営業所まで見せに行こうとすると、自宅まで見に来てくれた

同い年ぐらいの担当の男の人。
『私、この隼に乗りたくて大型二輪取ったのに
女房が買わせてくれないんです……

』と、ややヘコみ気味

気持ちはわかる…
【家計】と【危険】という奥様方の、極めて正当な理由を覆すのは
並みの労力ではない…
うちは【死ぬまで『あの時乗りたかった…

』恨み言を呟かれたらかなわん

】
という理由で許可。
そこからは気が変わらないうちに、『キャンセルしたら大損するから』をアピールしつつ
神速の手続き

『奥さんの許しが出るといいですね

』とだけ伝える。
そしてブラッと慣らしに出発。
最初に行く場所は決めていて、義父の墓。
大阪と和歌山の境目ぐらいにある『関西サイクルスポーツセンター』という
【乗り物全てが自分の脚力で動かさないといけない、疲労度満点な遊園地】のすぐ近く。
『ちゃんとやってます』ぐらいは報告しておこうかと

霊園に着いて一通り掃除して、ベンチで休憩していると
墓参りに来てた見ず知らずのおっちゃんが『このバイク何cc?何km/h出るん』と………
以前もそうだったが、意外と60代ぐらいのおっちゃんにウケがよく
【排気量】と【最高速】の2点だけは、皆、質問内容が同じ

そして、おっちゃんが若い頃乗ってたバイクの話へスライドする………
こういうのは嫌いではないが、誰もが同じ質問してくるのが不思議。
30分ほどおっちゃんの話を聞かされ
『ニイちゃん、ありがとうな。ワシの話なんか、家のもん誰も聞いてくれへんからな…』と

自分もこの歳ぐらいになると、同じ事してそうでコワい…

そして帰り道。
信号待ちしてると、後ろのダンプカーが、やたらエアーホーンのクラクション鳴らしてくる…

しかも『オイ!オイ!』と叫んでる…

あまりにしつこい為、後ろ向いて『何やねん

』と言うと…
『ニイちゃん、後ろのタイヤにごっついクギ刺さってるで

』
言われてみれば、走行中、踏んだ石が何処かへ飛んだ時のような
【ポンッ】という音はした。
歩道に入ってタイヤ見ると、頭が直径1cmほどあるネジのような物が刺さってる…

ダンプカーのおっちゃんは親切だった…

抜くとパンクする為、そのままトロトロ走り、ガソスタでパンク修理。
まだ皮も剥けてない新品タイヤ…

まぁ、減ったタイヤではない為、走行中に裂けてくる事はないだろうが
1人で義父の墓参りに行き、見ず知らずのおっちゃんの話し相手になり
聖人のような行いの後にこれ…

何となく…『神など在りはしない』と感じた1日…
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