ネコの避妊手術

先日、避妊手術をしたネコのミカサ。

避妊手術...........
これ、個人的には複雑。
室内飼いである以上、外で妊娠してくるからという理由ではなく、婦人科系の病気予防。

ただ何というのか、病気というのも生き物にとって運命であり、その病気にかかるかかからないかまだわからないうちから、メスの定義ともいえるものを取り除くのはどうなのか?とも思ったり.........

術中は麻酔してるとはいえ、身を切ればやっぱり麻酔から覚めたら痛いだろうし、かといって成長してから病気になったら、それはそれで苦しいだろうし........

と考えながら、手術する方向で。

いつも診てもらってる動物病院に連絡。
前回、避妊手術の段取りが書かれた用紙は貰っていたため、内容の確認と予約。

手術前日。
22時以降は絶食との事で、いつもより遅い時間にメシをあげるが、翌日手術など本人は知るよしもない。
普段、大体規則正しい時間にメシ食べてるため
「何でくれへんねん!腹減っとんねん!」と言わんばかりに、メシの器をガチャガチャ鳴らして怒ってはる。

まさしく女............

撫でてほしい時、腹減った時、自分に利があるものを望む時には甘えた声で寄ってきて、ひとしきり満足したらさっさと放浪。
「馬鹿な男...この私がお前のような下賎の輩に靡くとでも思ったのか」

ネコと私の関係は、ハマーン様とマシュマーに近いものがあるような気がする。

対ヒト科のメスには
「どうしてほしい?ちゃんと言うてみ?」
と、事あるごとに寸止めしては、恥ずかしがる姿を眺めるタイプながら、ネコに対しては私が下僕。

夜、ダイニングにあるネコのケージ前に布団敷いて睡眠。

翌朝、これまた規則正しく朝夕4時にウンコしているが、いつも「出たよ!出たよ!」とアピールするかのように呼ぶ.......
己の排泄物を見せつけた上に、猫砂をトイレに流しに行く私の後ろを闊歩し、トイレに入ってきて流れていくのを確認。

「よくできましたわね」みたいな表情が、なかなかサディスティック。

そして病院へ。
昼に手術して晩にお迎えという流れ。
待合室が広ければ、多分、私は迎えに行くよりもそこで待ってたかと。

そこからうちの奥さんの用事に付き合うも、昼を回るとかなり緊張。
「麻酔の覚め具合を見て、何時頃にお迎えに来てもらうか、夕方連絡します」
夕方というと16時までに電話があったりしたら、何かあったと判断しなければならない。

と、そんな時に限って携帯が鳴る。

番号表示のみ......

「〇〇カードをお使い頂きありがとうございます。このたび~」

「やかましいわ!ブッ〇すぞボケッ!」
ツーツー..............

ソワソワソワソワしながら夕方。

「無事に麻酔からも覚めて、まだボーッとしてますけど〇時頃に迎えに来て頂ければ大丈夫ですよ」

ホッとひと安心。

さて、この首に巻かれたもの.........
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私はシャンプーハットと呼んでいたため、Twitterで「それ、エリザベスカラーっていうんですよ」と、親切な方々が教えてくれた。

私は「色じゃなくて名称は何ていうんやろ?」と思いつつ、ふんふん聞きながらわかったフリ。
翌日、元ペットショップ店員で変な生き物好きな女に電話で
「うちのネコがつけてるやつ半透明のシャンプーハットやけど、あれをエリザベス色っていうねんなぁ」

「?????」

会話が噛み合わない...........

「カラーって色じゃなくて襟の事やで。
スーツなんかもカラーのタイプとかあるやろ?」


カラーという単語が襟を指す事を知らなかった。

言葉というのは難しい...........

という事もあったが、ネコ。
このエリザベスカラーが付いてるのが理解できておらず、自分の幅がわかっていない。
キッチンのカウンターを歩くと、除雪車のように物を落としていく。

暫くはケージ内にいてもらう時間が長くなるが、いつもの勢いで隙間に突撃して首引っ掛けると危ないから仕方ない。

避妊手術の費用は4万円。
金額的なものはどうでもいいけど、早くエリザベスカラーが外れて、いつものようにストレス無く走り回ってほしいところ。
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