転倒のZX-14R~顔面から溶岩

おわかりいただけたであろうか...........
それでは、もう一度...........

~それは、よく晴れた日の昼下がり.........
~フラりと立ち寄った某バイク用品店...........
~満車の駐輪場...........
何処に停めようかと探しながら、ちょうどスペースと車体が「T」の字のように少し通りすぎた形.....
スペースまで約2m....
ハンドルいっぱい切ればいけるか
電熱インナーグローブにウィンターグローブの組み合わせで、半クラ低速旋回。
「あっ!」
ヌルんとインナーグローブとグローブの間が滑るような感覚.........
プスン
エ ン ス ト
右いっぱいにハンドル切っての旋回状態でのエンストでは、倒れ込むのが早くさすがに立て直せず。
全身のフルパワーを使い、ガシャンといかずゴロンとさせるのが精一杯。
イヤァァァ!見ないでー!
混雑してるバイク用品店の駐輪場.......
最新年式..........
このコンボ.........コンビニやガソスタで立ちゴケするのとは、羞恥プレイの次元が違う。
が、直近に単独で隼を葬った事故を起こしてる私のメンタルは鍛えられていた。
まるで何事もなかったかのように~
まるでジムカーナで転倒したレベルの「やれやれだぜ感」を醸し出し~
颯爽とサイドスタンドを手で下ろし引き起し~
隣のおっちゃんも手伝ってくれる。
(かつてはRGV-Γで給油後、右に倒してしまい、テンパってサイドスタンドも出し忘れ、引き起こした勢いで反対側にちゃぶ台返し、給油してくれた店員のおっちゃんの足に直撃も経験済み)
と、そんな衆人監視の中の悪夢な出来事がございました。
.........さて、どうしたものか。
幸い、ハンドル右いっぱいに切ったまま、ガシャンともならずゴロンと寝ただけだったため、アッパーカウル、サイドカウル、ミラー、バーエンド、ステップに傷は無し。
右ロアーカウルの「コケたらまずここ」の部分のみ。
10cm×2cmのステッカーでも貼れば隠れるが、この湾曲した不自然極まりない位置にステッカー貼る事自体
「立ちゴケ済み」のアピールになるような........
タッチアップペンで塗り直すにも、この「キャンディーバーントオレンジ」とかいうメルヘンなのか渋いのかわからない名前の、メタリックオレンジ色は難しそう。
「!」
確か隼でこの部分イッて交換したら、2万円は遥かに超えてたはず。
14Rは隼よりもロアーカウルの面積小さい。
他のメーカーは知らないが、KAWASAKIはネットで部品番号から単価まで検索できたような.......
KAWASAKIパーツカタログ
カタカタカタ..........
¥12726
ロアーカウル裏のスポンジみたいなやつが¥1000
車体の年式、色から検索するところを見ると、ゲルコート状態で「ご自分で塗りなさい」というわけでもなさげ。
これぐらいの金額なら、チマチマ修繕するより交換してしまった方が精神衛生上好ましいだろうと。
発注。
カウルの取り外しに関しては、隙間から接続箇所さえ確認すれば、ぶっつけ本番、予備知識無しでも破損させる事なく取り外し。
隼のように養生テープ貼ったり、ヒネる力を加えて外す必要もなく、サクサク外れる点は親切設計。
ロアーカウルは、サイドカウルごと外してから分解するのが正しいような作りに見えたが、フィンを取れば隙間ができ、短いドライバーと六角があれば、サイドカウル外す事なくロアーカウル単体で取れた。

この、カウルの取り外しというのはバキッ!バキッ!という音がするほど力技が必要で、中途半端にやるとツメが曲がるのを隼の時に知ってたから不安感はなかったが、バキッ!カラカラカランと、ワッシャーが転がる音がすると「やってもうた感」でドキドキ心臓に悪い。
「もう壊したん!早っ!」と、うちの奥さんにブチブチ愚痴られるも、3ヵ月待ちで納車後2週間でメインフレームちぎった「隼・最速伝説」を体現した私には、小鳥のさえずりほどにしか聞こえない。
とりあえずキズモノカウルの方はパテ埋めして面出し状態に。
今後の予備に置いといて、ゆっくり直そうかと。

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