さて、私............
どうやら.....
つ か ま さ れ て い た 模様にございます..........
というのも、以前チラッと触れた、この
SIMPSONのメッシュジャケット 「ヒャッハァー!!!これカッコええやん!!」
と、まるでお花畑に脳汁垂れまくりでポチりましたが、ひょっとしたら以前の記事を読まれた方の中に、既にご存知の方がいたら
「このアホ、つかまされてんぞ」と、屠殺所送りの家畜を見るような、憐れみのナマ温かい視線で見られたことでしょう.......
本題に入ります。
実はこれ、
中国製のコピーものでしたそれに気付いたというか、「あれ?おかしいな?」と思ったのがつい最近。
このジャケットの仕様書にもあるように、元々SIMPSONのジャケットには、胸部のプロテクターが後付けのオプションとなっているものが多く、ジャケットを注文したショップでは取り扱ってなかったため、胸部プロテクターは別ショップで注文しておりました。
SJ-3119 シンプソン メッシュジャケット ¥24,490(税込) Size:M/L/LL/LW/3L Qal:ポリエステルメッシュ/ポリエステル600D(PU加工) 裏地:ポリエステルメッシュ 肩肘プロテクター標準装備 胸部プロテクター収納袋付 |
ジャケット到着は3月中頃。
まだメッシュジャケット着るには寒かったため放置。
「ぼちぼち暖かくなってきたから、ジャケットにプロテクター付けとくか」と、ゆとりをもって取り付けようとしたところ...........
ジャケット裏側に胸部プロテクターの収納袋など見当たらない................どう見ても無い............
品番で検索かけて、頭の方に出てくるフラッグシップというSIMPSON、Angel Hearts、elfを主に扱っている会社のサイトを見ると、この品番のジャケットは一覧にすら無い.............
そしてスタッフブログに、この品番のジャケット説明があったから見てみると............
腹の部分の腹筋のようなデザインが微妙に違うくね?肩のプロテクター、ブログの画像はチャック開けて外から入れるようになってるけど、手元にあるの見るとチャックは飾りで開けてもプロテクター入れるスペース無いし、そもそもプロテクターは裏地にくっついてんだけど.........
この時点で薄々勘づいていたものの.........
「んー、見間違いかな。で、どこに入れたらいいんかな」と、かつて、停めてた位置からNS50Fが無くなって、代わりに折れた裁ちバサミが落ちていたにも関わらず、盗まれた現実を受け入れようとしなかった時と似た感覚。
ひとしきり現実逃避した後、ジャケットの商品タグに
厚かましくフラッグシップの社名と電話番号が印刷されていたため、とりあえず電話してみる事に。
「あのー、SJ-3119のジャケットって胸のプロテクター付けれるみたいなんですけど、どうやって付けるんですか?」まだ若干、逃避気味..........
が、応対してくれたスタッフはすぐピンときたようで
「誠に失礼な言い方になりますが、胸のプロテクターは見たらわかるような袋状のものがついております。
申し上げにくいんですが、その品番のジャケットは一時、中国製のコピー物が出回ったという情報が入っておりまして、恐らく、お手元にあるのはコピー商品かと思われます......」何と丁寧な説明。
と同時に、これを作った人間の
「アイヤー、アンタ、ダマサレタアルネ」のせせら笑いが脳にこだまし、この、人を疑う事など知らない純真無垢な私をよくも.......と、ムカムカムカムカ..........
とりあえず購入したショップの返品の規定など読んでみると、到着一週間以内なら、それなりの理由があれば可能らしいが、もう二週間以上経ってる。
その辺りを考えながら電話してみる..........
「おたくのSIMPSONのジャケットってコピー物を正規の値段で売ってるんすか?」~「どういう事でしょうか?」
ここからが勝負。
ショップの返品規定で謳ってる以上
「んなもん知らんがな!うちはそれが正規で売っとんねん!気に入らんなら一週間以内に返品したらよろしいやろ?」こう言われたら厄介........
正規代理店とのやり取りを説明し
「いやぁ、コピー物で我慢せえ言われたらそれまでなんですけど、オーナーズクラブやブログ読んでくれてるライダーさんとか、Twitterのフォロワーさんらはコピー物を嫌う人もいるから」と、
バイク友達は極少、ブログも日陰でひっそり書いてるシコシコレベルなのはエフェクトかけて、柔らかに
「良い対応を期待してますよ」を伝える。
が、このショップ.......
「そういう事でしたら、私もお客さんに気持ち良く使ってもらいたいので返品して頂いて結構ですよ。
送料は負担してもらう事になりますが、中身確認後、キャンセル処理させて頂きます」と、あっさり受け付けてくれる。
顧客本位で考えてるのか、うるさく言ってきた購入者には返品受け付けとこうなのか、その真意は知らないが、こちらが納得いく形に収まればそれでいい。
電話を切り暫く。
ショップ側でまた話が変わっても難儀と思い、すぐ発送準備。
梱包用の段ボール探していると、隼を納車した時にシングルシートカウルが入っていた段ボールがあった。
「10年ハヤブサ 黒赤 unknown様」とマジックでデカデカと書かれた段ボール。
個人的に、隼といえば「隼祭り」等がニュースになるほど、イベント規模も大きく、ミーティング等もあちこちで行われているほどオーナーの交流の場が多い印象がある。
何の変哲もない段ボールで送るよりは「それに乗ってあちこち交流していたら...」と、感じてもらう確率が上がれば御の字。
そして数日後、注文キャンセルのメールが到着。
恐らく、私があれこれ考えるまでもなく優良なショップだったのであろう。
また機会があれば冒険してもいいかなと。
一段落ついたところで..............
つかまされた方が悪いとは思えど、やっぱり信頼の国内ブランド「コミネ」を裏切った呪いか。
この夏は、洗い方がわからず、高圧洗浄機で水ぶっかけたコミネのメッシュジャケットをまた着ようと心に誓った出来事でした。
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