先日は会社での事故で、かなり大きな問題に発展しそうな出来事が。
状況としては..............
「信号の無い横断歩道を車で通過する際、対向車線は渋滞していて、その車列の隙間から横断してきた小学生と接触した」といった、よくあるシチュエーションでの事故。
横断歩道というのは歩行者にとっての完全な聖域。
道路横断中に歩行者跳ねた場合、横断した地点から50m以内に横断歩道がある無しで、跳ねた側の罰則が変わってくるほど「ここを渡れ」と指定された場所であり、そこでの事故は完全に車に過失がある。
信号の無い横断歩道の場合、対向車線が渋滞していたり、進行方向横断歩道手前に駐車車輌があったりで、横断歩道の端から端まで見通せない時は、車輌は一時停止して安全確認後に通過するのがルール。
ここで同僚はミスを連発した。
安全確認せず横断歩道を通過した際、小学生と接触。
跳ね上げるようなものではなく、フェンダーと手が当たる程度だったため、その場で小学生に声をかけた。
そこで小学生が
「大丈夫」と答えた事で、その場を離れたと。
その後、同僚は対応がマズかったかな?と思い交番へ。
しかし、それよりも早く、帰宅した小学生は
「こんな事があった」と親に話し、親は警察へ通報済み。
これ、違反点数35点、欠格期間3年の立派な轢き逃げ。
罪状も
「負傷者の救護と危険防止の措置違反」となり、事故が運転者の運転に起因する時は、10年以下の懲役又は100万円以下の罰金。
こういった場合の対応など、運転を生業としてる者なら知ってて当然なはずが..............
横断歩道上など弁解の余地はないが、路地で子供や自転車の飛び出しなどよくある事。
接触しても相手が「大丈夫」と言って行ってしまった場合に限らず、接触しなくても相手がコケてしまったような
「驚愕事故」の場合でも、必ず警察呼べと。
相手が第三者に促されて、後日人身事故で通報したとしても、警察呼んで成り行きを説明し
「相手は立ち去りました」とだけしておけば、後日に人身事故扱いになる事はあっても、「轢き逃げ」という最悪の免許取消処分にはならない。
リスクの選択とでもいうのか、相手が立ち去った後に警察呼んでも、それは状況報告という形であり、後日に相手が診断書取って警察に連絡しない限り、免許証にも任意保険にも傷がつく事はない。
相手が人身事故として届けるかどうかがわからない状況なら、起こってしまったものはどうにもならないため、適切な措置をしておけば最悪の事態は回避できると思う。
このブログで以前書いたかもしれませんが、ここを読む方というのは、少なからず乗り物が好きな方だと思います。
万が一、こういった状況になった時は、必ずその場で直後に警察呼んで
「私は救護措置を取ろうとしたけど相手が何処か行ってしまった」と説明し、警察に届け出た証拠を残して下さい。
でないと、「相手が大丈夫と言ったから」は法律的に通用せず、免許無くなってしまいます。
私も仕事中、狭路のカーブを通過しようとした際、カーブミラーに自転車が対向してきてるのが見えたため停止。
自転車はカーブの先に車がいるとは気付かず、速度落とさず。
自転車が驚いて避けた拍子に、電柱に腕が当たったという事がありました。
接触もしておらず、自転車のコは「すいません.........」と言ってそのまま立ち去りましたが、警察呼びました。
やっぱり、警察が言うには、連続して停車してたわけではなく、対向が来たから停車したという形では、少なからず過失が発生する。
更に、接触せずとも、車が要因となって相手が避けて怪我をしたなら、驚愕事故になる。
これ、そのまま放置して、後から相手が診断書持って警察来たら轢き逃げになるので現時点での措置に問題はありませんと。
その後、自転車のコが通報する事もありませんでしたが、運転中に何らかの接触や、自分も僅かに原因になってるかもといった非接触での誰かの怪我等があった場合は、警察に連絡しておくのが賢明です。
車同士の接触でも同じく。
ちょこんと当たったようなものでも、相手方はどんな意図をもっているのか、どんな知恵をつけられるのかはわからないので。
同僚に関しては、どういった処分となるかは今のところわからないため、相手方が「良い人」であれば.......といったところ。
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