草津SAでタロ吉さんと合流。
その際、近くに女の子2人タンデムの
CBRの250が。
好きな女そっくりのダッチワイフをも愛するレベルの、殉星の男シンのような殉愛に生きる私は興味無かったが、既にこちらはハンターモードになっているのが数名。
女の子のうち一人が、グローブというか毛糸の手袋を落としたのに気付いてなかったため、紳士な私は
「お姉さん、グローブ落としてるよ」と渡してあげる。
夜間走行..............
昼間かけていないメガネをかけて運転し、バイクから降りてメガネ外していたため、視力がイマイチだった................
迂闊だった..............
接近して初めて
「これは釣り針だったのか..........」と逃亡を試みる魚モードに。
訊いてもないのに
「私ら〇〇に行っててぇ~××に帰るとこなんですぅ」やら..............
これが宮崎あおいやチャン・ツィイーなら、裏切りの星、妖星ユダになって
「いや、奇遇やね、俺も同じとこ行くんよ」となっていたであろうが、大人の対応で喋っていたタロ吉さんとは違い、私は
ロケットスタート。
次は
恵那峡SAで休憩しようとだけ決めて、後はテキトーに。
まぁ、ここからは毎度のパターンで、国内仕様のリミッター付きなはずのNativeさんのGSR750に、ZX-14Rと隼2台が高速道路で置いていかれる摩訶不思議な現象に。
恵那峡SA到着。
関東組2台との合流地点まで、まだ時間あるという事で朝メシ。
毎度このウサギとカメのウサギパターンで時間カツカツになるのがわかりながら、ウダウダダラダラと。
ここでかっぴーさんが、恵那峡トンネル抜けた辺りから雨という情報を入手。
人を疑うという事を知らない私は上下カッパを装着。
が、
「だーいじょうぶですってー」なNativeさん&タロ吉さんは未装着でスタート。
そして、かっぴーさんの言葉通りドシャ降りに。
横並びになってガッツポーズを見せつけたい気分だったが、ミラーに映る2台があまりにも気の毒すぎて、すぐのPAに入るよう先頭のかっぴーさんにジェスチャーで知らせる。
Nativeさん&タロ吉さんには、私に後光が見えたはず。
毎度のウサギパターンな上に、カッパ装着というロスもあったが雨も降ってるしという事で
「ゆっくり行きましょう」とNativeさん。
が、この人、バイク跨がると記憶力がニワトリ並みになるのか、雨でも晴れでも、ドライもウェットも関係無し..............
同じように付いていった結果、バイク用とは言え安物な私のカッパは、こんな目に..............
諏訪南IC到着。
力技で時間に間に合わせるところがスゴい。
この天気で来てるはずないだろうと思っていたが、既にコンビニに2台停まっている。
弐黒堂スタイルが威圧感噴き出している埼玉の青隼さん。
数ヵ月前、針テラス近くで転倒した怪我も癒えたエミリオ君。
ここで埼玉の青隼さんも一緒に泊まる事が決定。
雨も止んだ事で、タロ吉さんの計画通りエコーラインからビーナスラインで美ヶ原美術館に向かう
GSR750が最も楽しめるであろうエコーラインでNativeさん、道も知らないのに単騎駆け。
暫く進むと砂利の駐車場にGSRが停まっていて、傍らでうずくまっているNativeさん。
コケたのかと思ったが、分かれ道でどっちに行くかわからんからタバコ吸って待ってたと。
ビーナスラインに入り、雨は降ってなかったものの霧が深すぎ..............
2台前のテールランプがぼんやり見える感じ
最後尾で走ってた私は、後ろから車に突っ込まれてもかなわんと、前と距離取ってハザード焚いて走行
そして寒い。
14Rの外気温計で18℃。
それまで30℃超えて蒸し暑い中カッパも着込み、汗かいてる状態なため、メッシュジャケット通して冷える冷える。
道の駅?なのか「霧の駅」という所。
確かにその名に偽り無し..............
「3年前に来た時はスゴい景色よかったんですよ!」と、思い出の中に佇むタロ吉さんと現実の風景

どうやらタロ吉さんは、前モデルの隼を買って、Nativeさんと私と海ほたるツーリングに行き、続いて静岡にバイクのふるさとというイベントへ行った際
「やっぱり現行モデル欲しい」と買い替え。
納車してすぐソロで今回のコースを回り、その時の景色の良さを皆に見せたかったとか。
少し霧が晴れて、そこから美ヶ原美術館へ
路面ビチャビチャ


それまでは特に気にならなかったが、霧の駅を出発してから無理矢理標高上げていってるかのような、つづら折りの道になってる上に、
コーナーのクリッピングに道路接続の鉄板剥き出し。
フロントが滑って毛穴が開く..............
美ヶ原美術館到着
少し霧は晴れていたけど、見渡す限り雲、雲、雲.......

遠くにシカを見つけ
「罰として、あのシカで鍋作って下さいよ」等と言ったものの、山の雰囲気的に、シシ神様や暴走モードのオッコトヌシ様まで出てきそうなため、遠目に見守る

ここから草津温泉へ向けて出発しようかという時に雨が..............
裂けたカッパの上だけ着て発進。
これが大きな間違いだった..............雨がどんどん強くなり、ゲリラ豪雨状態。
下はメッシュパンツにコミネの防水ブーツ。
ブーツ自体は称賛に値する防水性ながら、ブーツの履き口というのかスネを伝ってどんどん中に水が..............
優れた防水性ゆえに溜まった水が抜けず、10分ほどで、くるぶしまで水に浸かってる感触。
下りの山道で前が見えないほどの雨..............
山側から滝のように水が流れ出し、対向車線を走らざるをえないほど、木や石が散乱して水溜まりも深く大きい..............
誰かコケると思いながらも皆無事に下山、ここからは県道でホッと.......したかと思いきや、
県道がずっと冠水してますやん.......ホイールのリムが完全に浸かる状態で暫く。
コンビニで休憩。
バイクから降りて歩くと、ブーツの中に溜まった水が、まるで3回ヌイた後の、やや飛びの悪い精子のようにブーツの隙間から飛び出す。
ここでエミリオ君から提案が。
カッパ持ってない埼玉の青隼さんのために、ホームセンター寄ってカッパ入手しようと。
私はこの時既に、背中裂けたカッパを気休め程度に着ていたため、実際は中もボトボト。
今更着替えたところで手遅れだったが、翌日の事も考えて、カッパ買いたいところだった。
加えて、出発時点でフル満タンなGIVIボックス..............
土産やその他積めるゆとり無し..............
ツーリングネットも欲しかった。
大天使エミリオ君の提案通りホームセンターに寄り、そこから草津温泉へ。
さて、今回、計画を立てたタロ吉さん。
実は3年前に来た時の記憶頼りで
「まぁ、何とかなるっしょ」霧や雨、その他、思ってた以上に記憶が薄かったらしく、地元に近く、何度か来ていた埼玉の青隼さんとエミリオ君が道案内してくれていた。
これ、関西のテキトー4人組だけで来ていたら、確実に迷子になり、豪雨に心砕かれ草津温泉までも辿り着いてなかっただろう..............
初日の雨のレベルは、車も運転したくないレベルで、実際、
防水機能付きなはずのタロ吉さんのビーコムのインカムと、私のインターコムのインカムがお亡くなりになられたほど..............
- 関連記事
-