冬の悲劇の二乗作用

まずはこれから。
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「何だこれ?」な方のために。
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おわかり頂けたであろうか?

それでは更に引きでもう一度............................

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そう。
あれは、冬の訪れを告げるかのように、蒼白い風が吹きすさぶ朝のひととき。

ガシャーン!!!

車体カバーなどと小洒落た物に覆われた、嫁のチャリがガレージで風に煽られ倒れ、普段なら車に接触するはずのない場所に停めている娘のチャリを押し倒していた.....................

窓からその不幸のドミノ倒しを眺めながら
「うーん.......近くね?」
やけに車の間際に倒れている娘のチャリが気になり確認。

ほんのりエクボのようにヘコんでる左リヤフェンダー。

.......当たっとるがな。

納車から1年以上、道路から飛び出した雑草にすらかすらせた事もない処女車を.....................
「おぉのれら、そこになおれぇ!叩っ斬ってやる!!!」

.......と、狂乱の赤カブトのようにズンズンズンズン階段を駆け上がり、小一時間の説教モードに入ろうとするも
「私、お仕事がありますので。
自分の給料以上にカード使ってくる誰かさんの支払いのために、しっかり稼いでこなあきませんので」


娘も「あー遅刻遅刻」と、そそくさと登校。
毎度、私や嫁から叱られている時に、ネコのミカサが娘との間に入ってきて「まぁまぁ、そんなに怒りなさんな」と庇う態度をするが、この時も同じような仕草を。

うーん.....................

言われてよく見なければわからない程度の凹みではあるものの、黒という車体色故に映り込みが歪むのが気になる。

「これぐらいなら裏から叩くか」

トランクの内張り剥がし、プライヤー片手に手探りで叩いてみる。

!!!!!!!!!!!!!!!

アイヤー、間違タアルヨ!

叩く位置がズレた上に、思いのほかパワー加えていたようで、新たに内側から盛り上がったような跡が.....................
(上の画像の右の凹みが当初のもので、左が自爆の痕跡)

もう無理、もうダメ、もう降参。

近所のガソスタに「板金キャンペーン」の貼り紙がしてあったのを思い出す。

早速出発。

スタッフに見てもらうと、凹凸を平らにするだけなら24000円
とりあえず見積書だけ貰い、次にカー用品店の板金受け付けへ。

色も塗り直しが必要で、バンパー外す必要もあるとかで50000円

高い.....................

3等級下がって.......そこから元の等級に戻るまで.....................
もっと盛大にボコッてくれていれば、現在、最高等級20等級から等級下がっても、車輌保険使う事に躊躇いはないものの、金額的に中途半端すぎ。
最後の手段を使うか.....................

勤め先へ。

会社の敷地内に、子会社である自動車整備会社がある。
自社の車の点検整備から事故の修理を一括して請け負っている。
これまで職務上知り得た経験から、板金塗装は上手いけど高いという印象。
ただ、これも見積書の上での事。
会社間での支払いのやり取りまでは知らないため、実際どんな金額となってるかはわからない。

到着。

修理の若いコらは割と顔馴染みなものの、板金部門の人らはイマイチ顔と名前まで一致しない。

板金の責任者のとこへ。
やっぱり綺麗に直すには塗り直してクリアもかけて磨く必要があるとかで、69000円の見積書が.....................

高すぎんぞゴルァア!!!と言いかけたのを呑み込み
「〇〇営業所の△△のunknownなんですけど、給料引きの分割ってできました?もうちょっと安なりません?」

あーそうやったんか、みたいな顔しながら電卓出し
「バンパーの脱着や板金自体はどうにでもなるんですが、純正塗料が高いので.......30000円で何とかします」

いきなり半額以下.......技術料というのは恐ろしい。
ただ、現在、自社の車の事故が続き、手が回らないと。
1週間後に修理入れて、冬場の塗装の乾き考えて5日ほど預かりになると。

年内には直るのがありがたいが、とりあえず、技術を要する修理は、素人があれこれすると被害拡大となる事を痛感した次第にございます。


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