おわかりいただけたであろうか?とある日の夜。
まるで死体でも入ってるかのように重そうな、それはそれは大きなスーツケースを後ろ向きに両手で引き摺ってくる大陸人の青年がおりました。
働き者且つ友愛に満ちたunknown兵衛は、その青年のスーツケースを車に積んであげようとニッコリ。
unknown小屋へは、定期的に小川のせせらぎの味がする「飲料水」送られてきますが、1組12L×2箱を運び上げる事など造作もない力持ちのunknown兵衛。
スッと力を込めると.......ビクともしないではありませんか。
不安そうな異国の青年。
「大丈夫、僕に任せて」とエンジェルスマイル。
スーツケースを横向きに立てた形に置き直し、左手を地面と垂直になっている取っ手に、右手を地面と平行になっている取っ手に。
燃えろ!俺の小宇宙よ!
界王拳!3倍だぁ!!!
URYYYYYYY!!!!!!「パキッ」脱糞も辞さない限界膂力の中、左手首から異音と激痛。
が、なおも持ち上げるunknown兵衛。
「その肉体は耐えきれずどんどんくずれていくのみ!
しかし その無残なる姿! 美しいぞ! unknown兵衛よ!」カーズ様からの賞賛を浴びるワムウのように、見事に目的を完遂したとさ。
.....................痛い
左手首が動かせない.....................今 の は 痛かったぞ!!!!!
このガキャぁ、俺がフリーザ様なら、地殻ごと吹き飛ばしてくれるのにぃ!そんな事を思いつつ、この懐かしい痛みは知っている。
隼で事故った時、右肩は骨折したが、左手首もやたらと痛かった。
レントゲンの結果、名称がわからないが、肘から手首までの骨(下腕?)は2本あって、小指の延長線上の手首の所で2本が合わさる形になっているらしいが、私の場合、元々、右手に比べて左手の方の隙間が大きいとか。
医者が言うには、バイクでコケて、転がりながら手首捻った際に、その隙間に軟骨が入って潰れたんだろうと。
今回、スーツケースの取っ手を掴んだ左手は、わかりやすく例えると、
仰向けの王様状態で手コキしてもらう時の女の手の形。
シコシコっとすると、小指側の手首の関節は開いたり閉じたり。
(親指側も同じく)
力入れた時に、滑らかに軟骨が動かず、骨と骨の間に挟まって押し潰される感じ。
即、業務終了。
上司に
「労災、労災!公傷、公傷!」と言うと
「え~」と渋い顔。
立場上、気持ちはわかる。
私も労災防止のために、あれこれ伝える側の立場。
ただ、怪我してしまった人に対しては
「自分の体やから、会社に気ぃ遣わんと直るまで休まなあかんよ」とは言ってきただけに、労災、私傷病問わず、休職から復帰した人らは味方してくれる。
「寝たら治ってるって」と言う上司に
「痛いから帰る」と伝え帰宅。
自身でも、やや希望的観測から寝たら治ると思っていたが.....................
痛 く て 眠 れ ねぇ.....................前回の事故の時は、特に肩の骨折箇所が痛く、あちこちも打撲に擦過傷だらけだったため、渡されたロキソニンを飲んでいた。
薬が効いて手首の痛みなど無いに等しかったが.......薬が無いと、なかなか疼くじゃあないか.....................
寝たような寝てないようなまま病院へ。
右腕の長いリハビリ期間中に、追突による頚椎捻挫、右腕も治りかけた頃に左手の平を骨折するという奇跡。
そして最後の通院から1年と経たずに舞い戻るフェニックスな有り様.....................
「またぁ?」と看護婦さんからのせせら笑い..............
「怪我マニアやな」とレントゲン技士..............
レントゲンの結果、骨折こそしてなかったものの、予想通りの診断結果。
「これ、結構時間掛かるよ」とりあえず湿布とロキソニンを1週間分もらい、左手の平骨折した時の固定具あるなら、それ着けとくようにと。
一昨年、隼での事故から怪我が立て続き、去年の年明けに近所の不動尊で「無病息災」系の祈祷をしてもらった。
その効果なのか、1年間、何事もく平穏無事に過ごせて今年............................
もう大丈夫だろうと思ってた矢先にこれ。
不動明王パワーが1年限定だったとは.....................
とりあえず治るまでは、暫しの休息。
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