淡路島へ

先日はちょっと淡路島へ。

有給休暇など半年で使い果たし、風邪ひいたら診断書貰って私傷病休暇の事後申請で、何とか欠勤を避けている私とは違い、無理矢理消化しないと使い切れない人が、平日休み取ると。

「生しらす丼食べたいから、淡路島」

..............................
兵庫県と境目の大阪北西部住まいな私と、奈良和歌山と境目の大阪南東部住まいな人....................
振り子のような移動も省みず、なぜ淡路島..............................

しかも「しらす」って..........
柔らかい「ちりめんじゃこ」みたいなやつ食べにわざわざ..........
小さい頃、晩メシのおかずが肉ではなく魚と言われると、途端にテンション下がってた時のような心境。

が、仕方ない。

子育てしながら給付金も貰わないほど働き家も買い、イヌネコモルモット飼って、なかなか気軽に出掛けられない状況から、年に1度あるか無いかの機会。
こういうところを杜撰にしていると、怨念が溜まりやすいと見越せるのは年の功。

さて出発。
高層ビルの合間を縫うようを高速道路を駆け抜け..........とはいかず、阪神高速環状線は大渋滞。
3車線跨ぎや、左右どちらにもある規則性の無い分岐で挙動不審な動きしてる他府県ナンバー....................
ナビが無いなら、せめて出口は左右どっちなのか案内標識見て寄せとけよと。
複雑さの次元が阪神高速とは大きく異なる首都高環状線とか入ったら、確実に事故ると思うようなのがチラホラ。

かと思えば、軽自動車には妙にオラつくのに、黒塗りレクサスLSの後ろになると、車間距離保持装置でもついたかのように安全運転するマーチ。

神戸線に入り、摩耶辺りからまた渋滞。
「なぁ、パンツ脱いでや」と、唐突に同乗者に言ってキレられる....................

生田川を過ぎ、ナビの案内通り進むも、何か逆方向のような....................
海に向かってるはずなのに、山を登ってる....................

「ホンマにこっちかな?」なんて言おうものなら、末永く「ナビ使って迷子になったバカ」と罵られるのは目に見えるため、自信満々に我が道を。
そのうち大きくUターンして下り始め、見た事ある景色にホッとする。

よく考えると、淡路島に行くにあたり、自宅からだと毎度中国道から行っていたため、阪神高速で行くのは初めて。
そら、分岐以降、山に向かうと焦るはず....................

そして明石海峡大橋が見え始めるとテンション上がり「ちょお、オッパイ見せて」
そんな無邪気な童心を忘れない私など無視って、橋上からの景色をポールダンスを凝視するかのように見てはる同乗者。

本州から淡路島へ渡ってすぐにある淡路SAに寄ろうと言われるも、そこにある淡路出口で降りる予定。
「SAから直接出られへんやろ」でスルーした途端、SA内に「出口はこっち、本線あっち」みたいな案内板が見え、同乗者ブー垂れだす....................

「まぁまぁ、とりあえずパンツ脱いでみよか」と魔法の和み言葉をかけるも、更にブー垂れられる。

そんなこんなで岩屋という所に到着。

直線距離にすれば自宅からそう遠くもないけど、デカい橋渡ったからか、スゴく遠くに来た気分。
DSC_9982.jpg

目当ての店に到着。
雑誌には「行列が~」みたいな、食べ物で並ぶなど私にはあり得ない事が書いてあったらしいけど、せっかくの少ない機会のお出掛け..........
血の涙も滴る覚悟で臨んだものの、店自体、開いてるのかすらわからないほど人がいない。

中に入ると、その店のオブジェのように毎日来てるオッチャンみたいな客が1人いるだけ。

とりあえず、生しらす丼とサザエ、焼きアナゴ、タコの唐揚げを注文。
DSC_9985.jpg

美味しかったです

..........食に関して鈍感なのではなく、食べ物は「美味い」か「不味い」の感想しかありません。
「外はサクサク中はシットリ」「モッチモチの食感」なんて聞いても、能書き垂れずに「美味い」「不味い」がどっちかハッキリ言えよと思うタイプです。

つまるところ、グルメブログを書いてはいけない人という事です。

大阪住みで海鮮というと、和歌山や京都福井の日本海側を浮かべやすく、淡路島というと玉ねぎの印象が強かったものの、海鮮もなかなか美味しいものでした。

正午キッカリ頃になると、いつのまにか店内は客が増えていて、席を空けて帰ろうかと思ったところ
「カピバラ見たい」

そんな生物、この辺におらんだろうがと。

とりあえず出発。

行きしな寄りそびれた淡路SAに寄るも、駐車場から施設まで徒歩で遠い。
「麿呂を御輿で担ぐのじゃ」と言いたいところを、刺されかねないので、グッと堪える。

向かうは天保山。
海遊館の隣にあるマーケットプレイスにそれがいると。

「さて、パンツ脱いでみよか」
そんな事ばかり言ってるうちに道を間違う。
神戸線から一度降りて湾岸線に入るところを華麗なるスルー。
湾岸線なら空いてたであろうに、神戸線から環状線というこれまた渋滞ルート。

「さっさと脱がへんから間違った」
ジャイアンのようにその場を乗りきる。

さて到着....................
「ここ日本か?」と思うぐらい中国人観光客ばかり。
多分、怒ってるわけじゃないとは思うけど、捲し立てるような口調で喋っているからか、あちこちで口喧嘩してるように見える。
大学の必須科目で中国語を選択しながら、テスト合わせて2回しか出席しなかったため、見事に再履修。
翌年、3回出席したから「頑張ったね」と単位もらった分際では「中国語は語尾にマをつけたら疑問文」ぐらいしかわからず、当然、何言ってるかなんてわかるはずもなし。

そんな事は置いといて..........カピバラ....................

なんかこの生物は苦手。
この全てを見透かしたかのような視線。
DSC_0001.jpg

「おまえさん、チ○コにティッシュついたままですな」
みたいに思われてるような視線。
柔らかいのかと思いきや、触るとホウキのように硬い毛質。
見た目から「ブフォブフォ」みたいに鳴くのかと思わせて、「ピュルルルル」と鳥のような鳴き声。
加えて、走るとかなり俊足というところが、シュールな想像を掻き立ててくれる。
何て謎な生物だ。

個人的にはこういうカメとかの方が好き
DSC_9988.jpg

ひとしきり見て触れて満足したようで帰路へ。

美術館や神社仏閣、動物系と、普段、私には縁遠いものばかりに関心があり、あまり行く機会の無いところばかりチョイスしてくるのは初体験的に面白いものの、元々、日光アレルギーというのか、陽に当たると肌が赤くなって痒い痒いになりはる....................
にも関わらず、出掛けたい欲求というのが..........

世の中、不思議な生物だらけだと感じた今日この頃。


関連記事
 0

COMMENTS

 0

TRACKBACKS

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)