さて、娘の高校受験が終わり、私が約束させられていた合格祝い
「お絵描きパソコン」は記憶喪失にならず、引きずられるかのようにショップへ。
入学説明会へ行った嫁の話では
「とにかく勉強に関わりのないものは全て禁止。守れないなら辞めてもらって結構です」な学校の方針。
まぁ、入学時の偏差値50ぐらいを国公立目指すようにするからには、余暇や娯楽は一切無しというのもわかる。
ただ、全く趣味も禁止というのは私でも発狂しかねないため、少しは好きなものも認めてやりたいなと。
という事でパソコン。
娘が欲しがっているのは
「お絵描きパソコン」という、ペンタブ使ってイラストや漫画を描く事に特化したパソコン。
パソコンといえばゲーミングモデル以外に興味が無い私には、クリエイターパソコンの何が違うのかよくわからず....................
Macとはいえ、グラフィックデザイナーだった弟に訊いてみる。
(元々グラフィックデザイナーだったところから起業し、35人ほど抱える広告制作会社になったため、今はほぼ自分でパソコン叩く事もない様子)「Windowsの事はよくわからんけど、個人で使う初めてのやつなら、CPUを良いやつにして、メモリ32GBにグラボもGTシリーズでいいんちゃう?」と。
近くのパソコンショップへ。
BTOパソコンはこれまで5台ほど買ってきたけど、初代と2代目は日本橋の専門ショップで購入。
が、これがまた何というのか、初心者お断りとまではいかずとも
「え?そんな事も知らないんですかぁ?」みたいな上から接客というのか....................
バイク屋でも車のチューニングショップなんかでも
「知りもせんくせに」な雰囲気出してるとこは大嫌い。
新卒で営業職をしていた身としては
「お客様は神様です」なんてアホかと思っていたし、金に見合ったサービスを提供する以上、一方的な上下関係は成立しないというのがホンネなところもあったけど、とりあえず売る側が相手に不快感与えたらあかんやろうと。
ドリフトやってた頃に、スピンターンノブ
(ハンドタイプのサイドブレーキの、解除ボタンを常時押し込んだ状態にするパーツ)を買いに立ち寄った店が、ジムカーナの玄人向けショップだったようで、どうも
「曲芸カニ走りヒャッハァー!」みたいなのが嫌いなのか
「ウチら、そんなん一々付けんでもサイドでドリフトぐらいできまっせ」と。
そんな接客だったからかは知らないけど、その半年後に店潰れてたのは因果応報。
「コイツ、アホやな」と思っても、欠片も素振りを見せず、気分良くなってもらえばそれでいいがなと。
そんなところから、とりあえず近所の店行ってみようかと尋ねたのがパソコン●房。
「ナメられたら負け」と、上下迷彩服やミナミの帝王な格好だった訳もなくフツーに入店。
「すいませーん、○○ってゲームやりたいんですけど、どのモデルなら動きます?」と訊くと
「それでしたら、このモデルで快適に動くんですが、そのゲームでしたらここまでスペック必要ないので、こっちのモデルにメモリだけ増設する方が安く上がりますよ」なんて良い人なんだと。
実際、メモリ増設の方が利益率が高いからなのかは知らないが、要望に応じたものをチョイスしてくれるのはありがたい。
そこで気を良くして、今のパソコンで3台目になる。
そして娘のパソコン。
パソコン工房には
「クリエイターパソコン」として、動画編集向けや作曲向けに用途分けされたオールインワンモデルが数種類ある。
その中のペンタブを使って絵を描くモデルを。
(ただこれ、通販専用モデルになるため、実機が店舗にはありません)スタッフの人にホームページ開けてもらい、あーだこーだと。
とりあえず、私が3面使ってゲージしてるのを見て、娘はモニターは2面がいいと。
これは私自身が、ゲーム以外でもモニター数が多い快適さは身に染みてわかっている。
WordやExcel、パワポ使ってる時等でも
「これどうするんやったっけ?」な時に、サブモニターに説明のページ開いたまま作業ができる。
が、オールインワンモデルの上位モデルはモニター2面の組み合わせだったものの、大きさが23インチワイド。
私が自分の机はモニター置いてキーボード置いて、プラモ作ったりが前提だったため、奥行きのあるものを選んだ結果、180cm×90cm。
座るとモニターが遠いため27インチワイドにして、ちょうどいい感じ。
娘が机買う時も、長く使えるやつがいいよと私と同じサイズの机にしたため、23インチではちょっと小さい。
という事で、オールインワンモデルではなく、基本構成の本体のみのものを。
モニターはメイン27インチ、サブに23インチ。
担当してくれたスタッフのおっちゃんは結構なゲームマニアなようで、BF4の話を振ると食い付く食い付く。
「BF4からBF1やるために、パソコン新調しましたよ。あれメチャクチャ重いです」と。
モニター選ぶに当たっても
「お父さんみたいにFPSするならオススメしませんが、絵を描くなら速度よりも発色ですから、安くてもこのタイプがいいですよ」と。
1時間ほどあーだこーだと話し込み、メモリ増設、グラボ交換、SSD拡張して注文。
結果25万ほどに....................
嫁の
「私に買ってくれたノートパソコンは3万やったよね」な、ニコニコ顔が威圧的....................

まぁ、現在、完全にアニオタ路線を突き進み
「推しキャラは○○君」な娘に
「コイツ、彼氏とかできるんか?」的に一抹の不安は感じつつも、趣味なんて人それぞれ。
セットアップ時「あれとって、これ持って」と言うと、珍しく娘はテキパキ動いて手伝ってくれたけど、兆が一、これを使いこなして発展させて、漫画からアニメ化、ドラマ化映画化となったら、娘の下僕として一生を過ご事になるでしょう。
- 関連記事
-