先日、よくお邪魔する家のイヌが亡くなった。
何度か書いた記憶があるのか無いのか、元々、旧い知り合いだったところに、私が2010年式の隼を買ったと話したら
モデルチェンジの際のPVに出てくる隼は、うちで飼ってるコだと。
そんなところから、ご存知の通り裁判沙汰になりかける寸前まで揉めに揉め、それから7年ほど。
イヌはコーギーで、最初の飼い主が飼えなくなったとトリマーさんが引き取り
トリマーさんから引き取って飼ったものの、離婚の際に連れて出られなくなり、元旦那に預けていたと。
そしてイヌも飼えるように、何とか戸建ての家を買って一緒に住める環境に。
その家には、イヌとモルモット、車に轢かれたのか死にかけていたところを病院に連れて行き
左前足は麻痺した状態ながら、以来、飼っている元野良ネコがいる。
そのイヌは転々とした育ちもあるのか、とにかく
「ワタシ!ワタシ!ワタシを可愛がって」とアピールが凄まじい。
もう、それはネコを呼んだだけでワンワン吠えるほどで
ネコを撫でてるところを見つけようものなら、グイグイ割り込んでくるジェラシーの塊のような。

私がメシを食べてると、足下をソワソワソワソワ。
「コイツが一番こぼしそう」だとでも思われているような。
12歳ぐらいで、歳の割には元気だと思っていたら、クリスマス以降ぐらいに急に調子が悪そうだと。
病院に連れて行くと、腎臓と肝臓の数値が悪く、病気というよりも生来、腎臓と肝臓が弱いコじゃないかと。
ただ、薬で数値が戻らないようなら、もって1ヵ月だと。
クリスマスぐらいに会った時は、いつものようにワンワンワンワン、ワタシ!ワタシ!やったのに............
イヌのこともあって飼い主は実家に帰省せず、そんな話を聞いていたので、正月に様子見に行ったらぐったり....................
食欲は無いものの、水を汲んでやると顔を上げてちょっとずつ飲んでくれるような状態。
「今度来た時は元気になって、またワンワン言うてな」そう言って別れ、数日後の夜中、亡くなったとの連絡が。
うーん....................
やっぱり、自分が飼ってるわけではなくても、知ってる動物が亡くなるというのは悲しい。
最期に顔を見に行こうと翌朝出発。
ケージの中、まだ少し暖かさも残る体を撫でると、もう歳のせいで涙腺緩いのか涙が滲む....................
このコの人生、転々としたものの、最後は可愛がってくれる飼い主の元で、ゆっくり過ごせたこと。
急な体調不良だったため、何ヵ月、何年にも渡る闘病期間という苦しい時間は少なかったこと。
なにより、飼い主に最期を看取られたこと。
ホントのところはイヌに訊いてみないとわからないけど、遺された者としてはそう思うぐらいしかできない。
イヌは亡くなると目を開けた状態になるとの事で、最後の処置をしてもらいに病院へ。
その後、火葬の段取りを動物霊園へ。
私は用事があったため、骨上げまで立ち会えなかったものの、暫くして
「帰ってきました」のLINEで、立派な骨壷の写真が。
その両隣には、昔飼っていたネコと、昔飼っていた別のコーギーの骨壷も。
まぁ、3匹いれば向こうでも寂しくないだろう。
そしてうちのネコ。
毎度、私が帰宅するとニオイのチェックにやってきて、何もなければひざに乗ってくるのに、他の動物触ってから帰宅すると
「あなた、やましいことはありませんか?」みたいに、妙な距離を取る....................
その後
「チキショー!」みたいに、爪研ぎの段ボールをガリガリと。
嫁よりこっちの方がコワいとは思いつつ、やっぱり生き物を飼う上で
避けては通れない「別れの時」が来たらと思うと気分が沈む。
覆しようのない絶対的な自然の摂理である以上、生きている間、一緒にいられる時間は目一杯可愛いがってあげようと、改めて思った今日この頃です。
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