最近バイクから離れて、書く事もあまり無いというか、まぁ元からバイク的な事ばかりでもなかったのですが
何というのか
「閉塞感」のような感覚です。
本来、運転というものが好きなのに、まだ暫く無事故無違反が必達なため
なんかプライベートの運転でも変に意識して気が重いというのか....................
何かを達成するカウントダウンのプレッシャーには弱い人間です。
さて、そんなところで
地震。
久々にデカくてビビりました。
もうブログ読まれてる方にはバレバレなのでそのまま書きますが
私はオカンの実家があった箕面市で生まれ、3歳ぐらいの頃、隣の豊中市に引っ越し、以来40年近く住んでいます。
阪神大震災の時はバイト先のガソスタに遊びに行っていて、家出状態で寝袋でロッカールームに住み込んでたツレが
「助けてくれー」と、寝袋に入ったまま倒れてきたロッカーに挟まった姿がシュールだった記憶が。
家に帰ると、まるでオヤジが暴れたかのように食器が散乱。
夜が明けるにつれテレビで流れる映像は、高速道路が横倒しだったり、空爆でもされたかのようにあちこち火事の場面。
「何の映画?」と、人間、自分の中の常識を遥かに超えるものを目にすると、すぐには理解しようとしないもんだと思いました。
そして今回。
ちょうど仕事で、駅で客待ちしてる先頭車でした。
バスとタクシーが乗り入れるターミナルで、何気なく前で信号待ちをしてるバスを見ていると
ハイドロ組んだアメ車のように、ぐにゃんぐにゃんと揺れだし
一瞬
「客が車内で騒いでんのかな」と、あり得ない思考。
バスが上下左右に揺れてるのがわかるなんて、どんな進撃の巨人が乗ってんだと。
と思った瞬間
「揺れてんのは地面やがなぁー」と。
ミシミシミシミシちょうど待機場所は駅ビルの1階部分を車の幅だけくりぬいて屋根にしてるような構造ですが、崩れてくるじゃね?と思ったと同時に車外へ。
歩いてる通勤通学の人らが踞り、スカートのコの無防備なパンツ見る余裕もなく、広いバスロータリーへ。
電車はすぐ止まったのでタクシー乗り場へ人がわんさかと。
「奈良まで行きたいんですが、電車が動いてるところまで行ってもらえませんか?」と。
「行きますよ」と言った瞬間、前方の信号が停電してるのを見つけ
「すいません、信号がどこまで停電してるかわからないのと、
信号が停電するレベルなら高速道路も恐らく通行止めになっていると思うので、電車の復旧を待たれた方がいいかと思いますが」
と伝え、客は降車。
40万人程度の人口しかないとはいえ、朝のラッシュ時に信号が機能してないのは、時間が読めない上に危なすぎ。
とりあえずそのまま自宅へ。
到着すると、嫁はまだ出勤前だったようで隣近所の人らも出てきてざわざわと。
とりあえず家は倒壊してなくて一安心。
嫁は
「あー、もう家の中ぐちゃぐちゃ!」土足のまま入ると、階段の窓のふちに飾っていた、ガラスの容器に植物入れて
「ちょっとコジャレた感」を演出させていたアクアリウムみたいなものは全部ぶっ飛び、階段ガラスの破片まみれのびちゃびちゃ。
2階キッチンは食器がほぼ飛び出し、約半分が昇天。
阪神大震災の時、食器棚は引き戸の方がいいと思った事をそんな事も忘れて観音開きタイプにしてたのをこの時思い出しました....................
ここでもキッチンのカウンターや小窓のふちに置いていたアクアリウム系のものがぶっ飛びガラスとびちゃびちゃ。
2階のトイレも同じく....................
そしてリビング。
見た目のお洒落さのみで選んだ、5灯スポットライトに扇風機の羽根が付いた照明。
シーリングライト等に比べ、かなり重量があった為、揺れるようにぶっ飛び、嫁を直撃しかけたとか。

さて、生き物達。
「チョコちゃん、大丈夫か?」とウサギを覗くと、モッサモッサと牧草食べながらウンコ撒き散らす平常運転。
「ミカサは?」..........ケージの隅で硬直。
普段なら
「いるなら出してよ!」とガンガンにアピールしてくるものの、縮こまったまま目だけキョロキョロ。
よっぽどコワかったのかと。
3階の自室へ。

うーん..........
「見なかった事にしよう」鉄筋ではなく木造3階建てな為、普段から、地震でもない強風でも3階は結構揺れるので、ある程度覚悟はしていたものの....................
これ、ちょっと時間ズレてたら、寝てるところにネオジオング突き刺さってたんやないかと....................
ネオジオングのプラモは、かなり鋭利な箇所が多く、重量もあるので、ラック上段から落ちてきたら結構危険かと。
「享年42歳 死因=ネオジオング突撃」葬儀所を微妙な雰囲気にさせた事だろう....................
とりあえず娘は時間的に学校に着いてるであろうし、何かあったら学校から連絡あるだろうし。
余震やらで、暫くは片付けてもムダであろうも、ガラス類は掃除せなあかんなと。
裏の家にもダメージが。

家の前の墓地の墓石も、かなりの数が倒れたり傾いたりしていましたが
写真撮るのは気が引けたので割愛。
一旦会社に戻り
「ちょっと家めちゃめちゃなんで帰る」と早退。
会社は古い建物で
「出勤した時、こんなデカい亀裂なかったよな..........」と、壁にひび割れ。
事務職の人ら大丈夫なんかいと思いながら退社。
途中、自家用車の燃料は満タンにしておこうとガソスタ寄るも3件が閉店。
ようやく開店してるスタンドで給油。
その間、救急車、消防車、パトカーが行き交う状況で、豊中市の状態はおおよそ見当ついたものの
他はどうなんだ?と、女ののところに電話するも携帯が発信にもならず。
何回か掛け直すと繋がり
「こっちはちょっと揺れたぐらい」と。
大阪でも南部住まいからは
「何言ってんだコイツ」レベルの平常運転。
まぁ何事もないならそれでいいやと。
帰宅し、とりあえずポケットの多いカーゴパンツ履いて、エンジニアブーツにバイク用のレザーグローブで片付け。
嫁は当日は出勤だったものの、出る直前の地震で
「出れる状態じゃない」と会社に連絡したとか。
あらかた片付け終わった頃に、娘が帰宅。
徒歩と自転車通学のコらは帰宅で、電車通学のコらは待機となったらしい。
ツレや親戚らに安否確認をしたり連絡があったりのバタバタが一段落したところで、嫁は出勤。
どうも、働いてるホテルの屋上貯水タンクの配管から水漏れ起こして、客室びちゃびちゃ。
加えて全館空調システムが壊れて営業できる状態ではないらしく、嫁のようなチャリ通勤は極少数で殆んどが電車通勤者。
スタッフが少ない状況でてんやわんやしてると。
「終わったから迎えに来て」と連絡があったのが午前1時。
さて、1日経って深夜明け方に余震がきて目が覚めるので眠いところですが、暫くは気をつけたいところです。
自分が体験した震災は阪神大震災でしたが、その頃と違うのはネットや携帯の普及で情報が得やすく
連絡が取りやすくなったなと。
ブログを通じてたまたま知り合った方から、安否確認の連絡をもらったり
「必要なものがあったら言って下さい」と言ってもらったりで、こみ上げるものがありました。
こういった時に、人の暖かさがわかるというか、身近な人が困っていれば力になりたいなと思った次第です。
今の日本というか世界を見ても、なんか溜まっていく地球のエネルギーが漏れ出してるような気になります。
皆さまも、いつどこで起こるかわからない災害に対して、少しでもケガしないよう気をつけてください。
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