甲子園へ ~1日目

先日は甲子園へ。

薄々お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが
娘の通う学校が出場する事になり、レースでもスポーツでも「観戦」というのが大好きな嫁と
そのお母ちゃんは開会式から行きたいと。

...........................

少し逸れて............................
嫁が中学になるくらい歳で弟と2人でハワイに住む事になり「家事」というものを誰からも教わる事なく覚えていった嫁と
そうさせてしまった義母の申し訳なさみたいなものもあるのか、うちの娘には小さい頃からあれこれ仕込む事が。

最近、なぜか料理やお菓子作りに目覚め、それを聞いた義母は「レシートさえ持ってきたら、材料費は全部出す」と。

私が娘に教えられるのは、社会で生き抜く図太さと友達の大切さぐらいで、実務的なものは全て嫁。
ただ、外から聞こえる話は、年上から可愛いがられ友達からは頼られる面倒見のよさはあるようで
娘が生まれてから私が一貫して望む「強くて優しい人になってほしい」というのは、一応は望む形になってるのかなと。

私が最初に行き始め、そのうち嫁も娘も行きだした散髪屋。
女性スタッフが多く、指名もないので5人ぐらいが空いた順にやってくれるといった感じで
娘は皆にバレンタインのチョコレート作って持っていたらしい。

まさか嫁や娘が同じ散髪屋使うとは思ってもみなかったので
元々、どのスタッフとも訊かれた事には赤裸々に話していた為..................
「やりたい放題生きてますよね」と言われる事が多々..................
その娘と嫁に対して「なんてできた奥さんと娘さんなんだ」みたいな..................

「お父さん面白いよね」みたいな感じで言われ、娘も私の失態をあれこれ喋るような..................

そして散髪から帰ってくると、紙袋からゴソゴソ何か出してる。
その店で使ってるシャンプーやトリートメント等、ジャスコには置いてなさそうなものばかり。
「ホワイトデーのお返し貰った」と。

なんて奴だ..................

望まれてもないのにチョコレート作って渡し、ホワイトデーは義務ですよな世間の空気に便乗しキッチリ回収とは
某国営放送の受信料かと。

なかなか逞しく育った要因として義母の教育もあったのだろうと、もう70歳手前、たまの要望ぐらい叶えてあげたいところ。

そんなこんなで選抜開会式のチケット取る為、午前3時起床。
この時間帯なら、うちから甲子園まで高速使えば30分掛からないので4時出発。
駐車場は事前に予約済み。

買い物して5時前到着。
内野席の列は既に阪神高速の高架下を超えて駅の方までに。
という事で一塁側アルプス席券売場の列に。

寒い...........................

義母も嫁も折り畳みイス持参で、私は地べた。
「ちょっと寝る」と言い、あぐらのまま30分ほど寝たところで、猛烈な腹痛で目が覚める。
「あんた、こんなとこでよく寝れるね」と呆れ顔の嫁を無視してトイレへ。

長蛇の列

三塁側の場外トイレから一塁側の場外トイレへ外野をぐるりと向かうも
「やっぱり並んどけばよかったかも」等と
万引き逃走中の少年のような早歩きをしながら、万が一の時のために野グソポイントを探す。

一塁側場外トイレ到着。
幸い1人しか並んでおらず、ズボンの裾から半固形状態のショッキングな一品を披露せずに済んだ。

7時開門が早まり6時40分だったかに開門。
嫁にチケット買わせて、一塁側アルプス席の入り口に並びに行くと、全く知らないおっちゃんと義母が話をしてる。

「ワシ、甲子園のヌシやで」と。
ああ、阪神戦観に行くとこんなおっちゃんおるよなぁと思っていると.........

「兄ちゃん、信じてへんな?これ見てみ」
と、スマホの画像を見せられると、スタンドで安倍首相と一緒に撮った写真が。
ホンマもんのヌシだったかとビックリ。

さて、席を取り開会式まで2時間ちょい。

IMG_0543.jpeg

IMG_0551.jpeg

開会式が終わり、目当ての3試合目までどうしようかと。
義母と嫁に訊くと「そのまま観とく」と。

1試合目、サヨナラ負けでスタンドも残念ムード。
2試合目、ナニコノ大人数。
ハッピ着た高齢者が目立ち、その地域の人間総動員か?ぐらいの満席。
そして3試合目。
メガホンと帽子と、人文字作るのにTシャツ持って帰ってきてた娘らがワラワラと入ってくる。

さて、娘の学校。
元は超絶ヤンキー学校だったところから、校名を変え教職員も一新した学校。
ずっと地元育ちな私もその流れは知っていて、私が中学生の時は模試の会場になっていたので
教室に貼られた0時間目から8時間目まである時間割表に「しんどそうな学校」といった印象が。

それでも30年ほど前の当時は、発展途上の真っ最中で、私の学力では滑り止めにも受けない程度。
(これだけは娘にマウント取れる点)

それが最近になって、野球やサッカーで大阪代表という垂れ幕を駅などで見掛けるようになり
「へー、スゴいなぁ」と思う事がたびたび。

聞けばスポーツ推薦入学者コース、超特進コース、特進コースの3つしかないと。
「髪型の選択肢なくね?」ぐらい校則もギッチギチ。
毎朝テストから始まり、6時間授業の後に100分の講座が2コマ。

中学3年生の夏に「大学行けるような学校に行きたい」と半べそで言ってきた娘。
その頃の成績は学区内の公立高校で、下から3番目ぐらいのところなら「受けていいと言えますが.........」と担任から言われる始末。

その時、たまたま知り合ってた今通う高校の先生の
「うちは入学の時の学力はそんなに重視してません。入学してから耐えられる根性のある子なら、伸びますよ」
の言葉を思い出し、娘と嫁に話を。
そして受験する事に。

周りに流されやすい性格と、環境がハマったのか、毎日チャリで10分のところながら19時過ぎに帰ってきて
メシ食べたら翌朝のテスト勉強にヘトヘトになりながらもこなしてる様子。
クラスは成績順。
毎テストごとの点数や席次も保護者宛に。

現時点では..................
超特進コースには及ばないけど特進コースでは5位以内.........
私の高校時代の成績など遥かに超え、州立大学特待生だった嫁も、負けるわけにいかんと英検取り直すほど。

ガチガチの管理教育に賛否あれど、結果として娘にはよかった為、学校には感謝してる次第です。

さて甲子園。
娘が入学決まった年も出場したので観に行った時、殆どの生徒がスタンドで単語帳出して勉強してたのを見て驚いた記憶が。

しかし今回は、初戦から高校No.1ピッチャーの学校と当たるという事で、近くの女子高からチアを呼んだとか。
娘も同級生らと一所懸命応援したようで、結果は、野球やってた身から見ても
「あのピッチャー、今プロで投げれんちゃうの?」レベル。
負けはしたものの、娘にとっては自分の同級生か後輩が大舞台でプレーしてそれを応援できるといった
なかなかできない経験だったのかなと。

また夏の大会も地区予選から応援に行きたいところです。
関連記事
 0

COMMENTS

 0

TRACKBACKS

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)