先日、飼っていたネザーランドドワーフラビットの「チョコ」が亡くなった。
朝、いつものようにエサをやり、ウンチの掃除をして、ちょっとエサの減りが少ないかなと思いながら夕方。
ネコのミカサがチョコのサークルに近寄って、ニャーニャーと。
いつもならチョコにちょっかい出そうとして、チョコに怒られては退散するのが、柵越しにジッと眺めたまま。
すると「キューキュー」みたいに、今まで聞いた事ないようなネコの鳴き声と同じぐらい大きな鳴き声が。
昔、ウサギを飼ってた人が、ウサギが死ぬ前、大きな鳴き声を出したと言ってたのを思い出しサークルを覗くと
既に横たわった状態。
前足と後ろ足をゆっくり動かし、目も虚ろ。
仕事行ってる嫁と、嫁の実家に泊まりに行ってる娘に連絡し、後はもうどうにもできない.....................
サークルの中に入って抱き上げ、体を撫でるだけしかできない..................
そのうち弱い呼吸も止まり、動かなくなってしまった....................
「早く気づいてやれなくてごめんな」
飼っていたモルモットの「ロコ」が亡くなって、一人でいる時のリビングが、あまりにも静かで
どうしようもないほど寂しくて、また生き物を飼おうとうちに迎えてから8年。
来た時はこんなに小さかった

ウサギの平均寿命で天寿をまっとうしたのかなと思いたい。

マイペースで約1畳ほどのスペースで作ったサークル内のどこでもひっくり返って寝て

お腹が空いたら後ろ足をバタンバタンとスタンピングでアピール
エサを計量スプーンで皿に入れようとすると、食欲の勢いでスプーンに頭突きしてこぼれ
「コラァ!」と怒られても済まし顔

ネコのようにわかりやすい甘え方はしないけど、オヤツをあげたりするとずっとヒザの上にいて
「可愛いやつだなぁ」と思わせながら、ウンチをポロポロ.......................


留守中、ウサギは電気コードを齧りそうでサークル内に入れ、ネコはサークルの隣のケージに入れていた。
チョコとミカサはどんなやり取りをしてたのやら。
ミカサも明らかに普段とは違う様子で、タオルにくるんで最後の一夜をサークルで寝かせたチョコをおとなしく眺めている。
うちに来たのが本人にとって幸か不幸かはわからないけど、8年間、やってあげられる事はやってこれたかな。
モルモットのロコのように、亡くなる前に何度も病院に連れていき、美味しくないだろう流動食をスポイトで飲ませ
しんどい時間が長くはなかった事だけは救いだったかな。
私は仕事だったため、葬儀は嫁と娘にお願いし、チョコにサヨナラを言って出勤。
昼休みに帰宅すると、いつものサークルにいつものケージ、飲みかけの水と食べかけのエサ...........................
いつもと何も変わらない景色の中にチョコだけいない.......................
現実味がないというのか、心が削がれたような感覚......................
仕事が終わって帰宅すると、嫁が泣きながら片付けをしていた。
そのままの景色に、たまらなく寂しさを感じたと。
私も一緒に片付けたけど、1畳分のスペースがポッカリ空いてしまったのは、見た目以上の喪失感
........................................................
ロコもチョコも、向こうで楽しくやってほしいところ。
私がいつかそちらへ行った時、エサが不味かったと文句言われそうだけど、こんな偉そうな顔でまた遊んでほしいもんだ。

8年間、幸せな時間をありがとう。
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