さて、久しぶりの更新ですが、このところ何かと忙しく..................
決して
PC版「黒い砂漠」の狩りで、指が吊るほどやってる訳ではありません。
個タクの方が試験まで1ヵ月を切り、追い込まれているというのか。
私の場合は受験の最低条件である
「10年間、法人で運転手として雇用された」
「試験までの直近3年を無事故無違反」という条件の中で
「試験までの直近5年を無事故無違反なら地理試験免除」に該当するため、法令試験のみで受験になります。
地理試験は難易度が高く、私が営業する区域は
大阪市、堺市、豊中市、吹田市、寝屋川市、門真市、東大阪市、八尾市の
「大阪市域」という区域になりますが
この地域の中のどこかの市街地図のどこかの地点に丸がつけられ、
この施設の名称は?みたいな。
その施設も、公共施設やホテル等なら経験上ある程度わかりはするものの、個人病院なんかが出るので
自分が住んでる市から離れるとほぼわかりません。
なんとか法令試験のみで合格したいところです。
そして先日、ようやく車が決まりました。
今は(多分、全国的に)個タクを新規で開業する事はできず
今現在個タクの権利を持ってる人から車とセットで権利を譲ってもらうしか、開業する方法はありません。
全国で2万人いるとして、誰かが辞めたら誰かが開業できるといった感じで
それも75歳になるまでに誰かに権利を譲渡しなければならず、総台数が増える事はありえません。
平成14年に個タクも75歳定年になりましたが、それ以前に個タクになった人は定年は無いため
譲渡可能な年齢を超えても営業すれば、その分、台数は減る事になるし、急逝の場合も同じく。
今後、台数は右肩下がりで減っていくのが現状です。
なので、業界としての発言力を維持したいのが目的であろう各個人タクシー組合は
誰かが廃業する前に、譲渡譲受の成立に力を入れているといったところです。
さて車。
私の場合、2年近く前に組合に登録したので、今回の試験の受験者の中で譲渡譲受の順番は1番。
年明けの頃は、11月には定年者が出るとの事でしたが、他の組合から、病気で奥さんに説得され降りる人が出たと連絡が。
私が加入するのがA組合だとすると「A組合の〇〇支部」といった感じで支部数は20ほどあり、同じ組合の中の支部同士で譲渡譲受はよくある話のようですが
今回はB組合の〇〇支部といった具合に行灯の形まで全く違う団体。
B組合の〇〇支部の支部長さんが、廃業にするぐらいならよそに譲渡出せばお金にはなるからと、組合を超えて譲渡に。
この場合、殆どがA組合に加入予定であっても、権利を引き継ぐのでB組合に加入となるのが当たり前なところ
B組合の支部長さんの配慮でA組合加入予定のままでいけることに。
早速、組合理事長が段取りして見に行く事に。
車種は
ハイブリッドのカローラアクシオ。
5年落ちで走行距離95000km。
法人の場合、タクシー仕様のフェンダーミラークラウンで
70万kmぐらいが入れ替え目安なため
営業車で使うなら10万km以下など新車同然。

タッチパネル式の新型メーターが装着済み

運転手本人は長期入院中なため、親しい個タク仲間が何日か置きにエンジンをかけて掃除をしている状況で、当日も奥さんが立会い。
私の苗字の字と読み方で
「ひょっとして宮崎の方ですか?」と。
親父がそうなんですと答えると
「私も主人も宮崎出身で、縁があったと主人も喜ぶと思います」と、和やかに譲渡を了承。
変わり者が多いこの業界、何を理由にヘソ曲げるかわからないのでスーツまで着て行ったけど
その必要もなかったかなと一安心。
そしてカローラ。
現在は緩和されましたが、少し前までは個タクの車庫は
「屋根付きシャッター付き、電気水道設備有りで整備ができるよう車体の前後左右に1m以上のスペース有り。
車庫に隣接する公道は3.9m以上の幅員が必要」これをクリアしないと認可が下りず、集合住宅に住んでる運転手などは個タク専用ガレージを借りる必要が。
個タクに関しては事務所よりも何よりも、
車庫に関してがかなり厳しく、場所を変えたり容量が変わる場合も国からの認可が必要です。
で、結局、昔から借りてる所をそのままに。
特殊な車庫な為、賃料も割高との事で、動かす予定も無いのにカネだけ掛かるのは気の毒で、うちで保管する事に。

車が決まれば書類集めに。
1年以上定住している条件クリアの為に住民票を取りに市役所へ。
ついでに車庫と隣接する公道の名称と幅員証明も。
ここで問題が..................
通常、公道(市道)というのは、ほぼ名称が付けられてるはずが
うちを含む6軒分の私道と接続されてる道路は
「法定外道路」となっていて
役所としては認識はあるけど認めてないみたいな.........
たまに見掛ける、歩行者や自転車ぐらいしか通れないような道路が法定外道路かと思っていたら
まさか普通車ですれ違える幅員の道路でも該当してたとは..................

自宅がある町は1400年には村として存在していた資料もあるとかで
道路の作りというか、区画自体が新興住宅地とは違う古い作りな為、車で走るには狭いとはいえ..................
とりあえず法定外道路では申請に必要な
「幅員証明」が出ない為、組合に連絡。
組合の事務員も初めてのケースとかで、運輸局に問い合わせてくれて
結局
「稀に車が通れる道路でもそんなケースがある」との事で
写真数枚と交通量、歩行者の往来の具合等の聞き取りと、幅員は実測でいいとの返答が。
幅員はコーチングで蓋された溝を除いて4m。
これが3.9m以下だと営業車の車庫として認可されるのはかなり難しい為、一安心。
交通量も道路の突き当たりは寺で、墓参り以外の車が通る事もなし。
そして私道。
6軒で1/6ずつ権利を持っている土地な為、自分以外の5軒に、菓子折り持って承諾書にサインをお願い。
普段から近所付き合いは良好なので、皆快く書いてくれたものの、これ、意外と変わり者が混ざっていると承諾してくれず
泣く泣く月極駐車場を借りなければならない事もあるとか。
「申請中〇〇タクシー」と印刷した横断幕を作り、車庫に貼り写真。
家の全体像と玄関、表札も写真に。
事務所として使う自室も
「事務所っぽく」撮る為、プラモやフィギュアは箱詰めに。
持ち家を事務所と車庫にする為、法務局で土地建物の登記簿謄本を。
これに家の間取り図と外観見取り図のコピーを添付。
これで事務所と車庫関係は完了。
戸籍抄本を取りに、本籍地である隣の市の市役所へ。
運転適性検査と健康診断を受けに大阪市内へ。
累積点数証明書を発行してもらいにタクシーセンターへ。
(タクシーの場合、苦情や区域外営業、禁止指定エリアでの客待ち等があると、違反点数が加算され確か10点で行政指導、20点で乗務員証剥奪だったような。
累積点数0点で一安心)
在職証明を発行してもらう為、前の会社と今の会社にお願い。
...........................
とにかく最短で申請できるようにするからと、できた書類、取れた証明書から持ってきてと。
組合事務所に持っていき、その場であれが抜けてるこれはこうじゃない等、精査。
というのも、法令試験の結果は試験から約1週間後。
そこから書類集めだすと盆休みにかかってしまい、申請が遅くなってしまうとか。
「申請日前1ヵ月以内」となっている200万円の残高証明だけ残し、書類集めは完了。
私の住む市では、後々、車輌入れ替え等で公庫から借入する際に
商工会議所で数回研修を受け、その受講証明書があれば利子の何%かを補助してくれる制度があるのを見掛け、空いた日に受講。
さてさて、この外堀ガッツリ埋められてる感.........
法令試験が受かる前提で、結構な数の人の手を煩わせ進んでいるけど
合格点は45問中41問以上正解という9割取らないといけない試験..................
落ちたらどうすんだ?と。
受かったとしても、申請から早くて2ヵ月半は掛かる認可まで無事故無違反は通さなければならず、違反で捕まれば最短3年先の受験に。
車は恐らくカローラはタクシーとして売りに出し、自家用で使ってるクラウンアスリートで登録する予定。
ただクラウンアスリートをタクシー仕様にする場合、メーター、自動ドア、配線類で50万円以上との事で考え中...................
この辺りは
「安い車でランニングコストも抑えるのがいい」と、経費重視に考える人間と
「自分の好きな車で気持ちよく仕事できるのが優先」と、趣味の延長のように考える人間が。
多分、自分は後者な気が.............................
申請日を過ぎたら会社は辞めてもいいので、試験受かって申請したらもう乗り物には乗らず
家で引きこもりが無難だと、嫁に土下座したいところです。
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