天使のお仕事

今日はちょっとした用事で、近くの商業施設まで。

一通り用事を済ませ帰ろうとすると、駐輪場に停めたバイクに貼り紙。
【邪魔です。事務所まで来てください】

金払って入庫しながら、停める場所が満車な為、通路の隅に停めた………

が、もう分別ある大人
『テメェ、塗装剥げたから塗り直せ』と文句垂れたりもせず
事務所へ行き『すんません』とヘコヘコ謝った。

…というより、前日【ダノンBio】とかいうヨーグルト食べたからか
すこぶる腹の調子が悪い

は や く か え り た い

…が、出てきた警備員のジジイ
『アンタねぇ邪魔なんだよバイク』と、まくし立てるように高圧的
しかも、しつこい…

(この場で脱糞したら、おまえが掃除せなあかんねんぞ)と思っていると

しまいには『アンタわかってんの』と、肩をドンと突かれる………

………………ブチッ

『正当防衛パーンチ』
と、殴り倒した上に、顔の上に跨がって思いっきりチビり
夜ごと記憶の悪夢にうなされろ
とも思ったが、そこは紳士暴力はいけない

何より、リキむのはお腹によくない

『おまえ、痛いやんちょっとこっちおいでや』

監視カメラに映る場所。
口調が変わった事と、出るとこ出れば傷害罪になる事に気付いたのか
ジジイの顔色も変わる


といったような、法律に引っ掛かるような言動行動もする事なく
努めてソフトなやり取りを数回し
〜『申し訳ございませんでした…もう勘弁して下さい…』
と、ジジイは非を認めた

が、周囲を歩くおばちゃん達は、何故かこちらへ非難めいた視線…
ハッキリ言って、業務も忘れ、公私混同で『若僧が』的、高圧態度のジジイなど老害でしかない。
その社会の悪を断罪した、爽やか天の使徒への冷ややかな視線………

『オイラ、ベロ怪しいもんじゃないよ』
と、気さくに話し掛けるも不気味がられ、
それでも人に害なすものと戦った【妖怪人間のベロ】
(3本指で全身赤タイツ姿は、そこそこ怪しいが…)

『この美しいものを〜守りた〜いだけ〜』と
人間に恐れられながらも、人類の為に戦う【デビルマン】
(全身蒼白の肌に黒のブリーフ姿は、やや恐ろしいが…)

彼等の切なさがリンクし、涙も滲む思い…
真の正義とはなかなか理解されないものなのか…

【俺がベジータなら、ババアもろともギャリック砲で、地殻ごと消し飛ばしてやるのに】
と、妄想力を掻き立てつつ………

馬鹿馬鹿しさと腹痛の限界でその場を立ち去り
近くのコンビニまで、この歳になって信号無視までしてカッ飛び、事なきをえる

色んな意味で疲労した午後のひととき………


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