この日曜日は
岡山県へ。
誘って頂いたのは
「鮪会」というツーリング倶楽部の、きたむぅさん。
このブログをたまたま見掛けて読んでるうちに、わかる人にはわかる地名的な内容から
「この人、近所じゃね?」と思われたようでメッセージが。
話を聞くと学年的には被ってないものの、同じ小学校出身で現在も徒歩圏内に住んではります。
前に乗ってた14Rと同じ、オレンジの14Rに乗ってはりましたが、今は乗り換え
YAMAHA MT09 Tracer。
私がバイク復帰したので、ツーリングに誘ってもらいました。
先日はきたむぅさんから、先輩と呑むので帰りのお迎え依頼をもらいましたが、この先輩というのが私と中学校が同じで、共通の知り合いがいたりで、意外と世間は狭く、悪い事はできないもんだと思います。
さてさてツーリング。
今回はツーリング倶楽部のツーリングに参加させてもらった形なので、私から誰か誘うのも筋違いだと思い告知はしませんでしたが、日が迫るにつれ、予防接種の順番待ちのような緊張が。
というのも、いつもバイク友達と出掛ける際は、見知った仲とはいえ、あくまでも
「野良」の集団。
FPSゲームで考えると、ボイスチャットも使わない野良軍団など、統率のとれたクランの前ではデスの山................
行き先は決めてもルートはテキトー、メシはその辺で、次は〇〇で休憩するからペースはご自由に。
(その〇〇ですら見落としてスルーする人も珍しくありません)良く言えば個々の経験任せの
「臨機応変」悪く言えば
「いい加減」ただこれが、気分屋の自分にとっては心地よく、楽しくて、それに馴染みすぎているというのか.................
キチッとした中に入った時
「ナニコイツ?」と思われやしないかな?みたいな心境です。
前日に初回点検も終え、オイルもフィルターの交換も済ませ当日。
うちからバイクで2分のコンビニで待ち合わせ。
もうひと方の
YAMAHA MT10に乗るコウさんも、きたむぅさんの中学校の後輩で、同じくご近所さんだとか。
元14R乗りでGSX-R1000、MT10と乗り継ぎ、
現役バリバリの峠の走り屋という前情報。
コンビニに到着するとMT10だけ停まってる.................
うっわ.........仕事なら何ともないのに、プライベートでは対人恐怖症レベルでコミュ障な自分にはドキドキ。
.........ながらも気さくに話し掛けてもらい一安心。
そして、きたむぅさん到着。
今回、初体験な試みとして
「インカム接続しよう」との事。
私以外の2人は言わずと知れた
「ビーコム」一方、私のは
「Maxto M3」という聞いた事もない中華製8000円のインカム。
「ドラレコ一体型」というのにだけ惹かれて買いましたが、ビーコムともペアリング可能だとか。
黄金聖闘士の中にヒドラの市が混ざれるんかと.................
が、きたむぅさんを起点にコウさんのビーコムとも接続でき、3台接続でびっくり。
音質も電話レベルとはいかなくても、かなりクリア。
ただ私は慣れてないので、繋がってるのを忘れ、アクビやゲップをしてしまい「あっ.........」と思う事多々。
今回は「ツーリングプラン」という2日間高速代が定額になるやつで行く為、中国地方で適用される西宮北ICまで下道を行き、高速へ。
今回の行き先は.................
1.津山市の有名な鮮魚店「保田鮮魚店」で海鮮丼を食べる。
2.道の駅「久米の里」でZガンダム鑑賞。
3.「山田養蜂場」でソフトクリーム。
4.「たたら記念館」鑑賞。
5.「みずの郷 奥津湖」鑑賞。
6.津山市山下でハンバーガー。
多分、野良ツーリングなら
1と5ぐらいしか行けない気が.................

まずは
保田鮮魚店。
最短で行くには中国自動車道 院庄ICで降りますが、今回は山陽道の山陽ICで降り、そこから津山市への山道が楽しいと。
高速降りて最初の休憩。

何気に14Rのタイヤ見てみると.........クギ刺さってますがな。
うーん.........まぁ深く刺さってるしいいか。
ここから下道やし、まぁ大丈夫か。
大丈夫であってほしい。
という事でそのまま放置。
ここから山越え。
きたむぅさんは元龍神ライダー。
コウさんは現役。
先頭のきたむぅさんがフツーに走ってるペースでも速い.................
置き去りにされる事のないよう、お二方を不快にさせるほどスローペースにさせる事のないよう、無理しない程度にマス状態キープで。
道はキレイで車が殆ど走っておらず、30kmぐらいの区間で対向車2台見ただけ。
インカムで
「石落ちてます」とか
「苔に気をつけて」と後ろに流してくれるので、かなり安心感が。
というか国道か県道かわかりませんが、センターラインも歩道もあるような幅の車道に苔生えるって、どんなけ交通量少ないんやと.................
保田鮮魚店到着。

ここはオーナーがバイク好きらしく、1Fはフツーの魚屋、2Fが食堂といった感じですが、結構な数のライダーが集まっていて、予約しないと入れないような状態。
特盛りの海鮮丼を。


切り身も分厚くて「海鮮丼」という名前で今まで食べた中では、一番美味しかったです。
(津山市というと瀬戸内海と日本海の真ん中ぐらいなのに、なんでこんな美味しい魚が手に入るのか謎なほど)ここから5kmほど走って、道の駅
「久米の里」へ。
TwitterなんかでZガンダムの画像は見た事ありましたが、思ってた以上に作り込んでてびっくりでした。


次に
山田養蜂場へ。
今はちょうどツーリングプランで高速料金定額、秋晴れの日曜日という事もあって、ツーリング集団を多く見掛けましたが、バイク乗りの掟みたいな
「ヤエー」これ、こちらから仕掛けるようなノリは持ち合わせておらず、されれば返す程度。
結構な頻度でされましたが、その中で
「右左折中に交差側信号待ちのバイクからヤエー」.........
旋回中にそれは「コケろ!」の呪い飛ばしてんのかとこういう、相手の状況や周囲の交通の流れもおかまいなしなマシンガンヤエーマンほど、返さないと
「これやから〇〇乗りは上から目線」みたいに言いそうな気がして、返しが困難な状況ほど
「これで満足か!」みたいにお返しを。
疲れるし危ないので次回からは無視します。
山田養蜂場到着。

デカい蜂を乗せたコンクリートの建物は、外観から何か展示してたりするのかなと思ったら
トイレでした。

きたむぅさんの奢りのソフトクリームは、蜂蜜の味がして美味しかったです。
そこから
「たたら記念館」へ。

「たたら」というのは、もののけ姫に出てきた昔の製鉄所?みたいな。
博物館的なものを想像していましたが、旧家のようなものが2軒。
画像でわかりにくいですが
「たたら記念館」の表札。

中に入ると.................


終了。
その隣にある茅葺き屋根の建物。

ここの表札には
「伝説のきこえる部屋」
その大仰なネーミングにワクワクしながら扉を開くと.........
ナ ニ コ レ?昭和の家電が無造作に置かれた、八つ墓村とかの映画に出てきそうな和室。
どこに伝説の名残りがあるのか理解できす、もう一度、表札を見直しました。
これはこれで
度肝を抜かれたので、よかったです。
次に
「みずの郷 奥津湖」へ。
道の駅のような所の横から湖へ下りる道があり、どこにも立ち入り禁止の看板は見当たらなかったので下へ。

キャンプしてる家族連れの車や、カヌー積んだ車がポツポツ停まっていたので、まぁTwitterで某バイクのバッグ等扱ってるメーカーがメタセコイア並木に停めたバイクの写真を上げ、それを見た人から「そこは駐停車禁止!メーカーがそんな事するなんて!」みたいなツッコミ入る事もないと思います。
(正直、メタセコイア並木は停めて写真撮る目的以外、何があるのか知らないので、素通りだけならよそで間に合うと思っています)下に降りる途中、前2台は気付いてないのか道路這ってるヘビを轢きそうになり
それで怒ったのか、距離置いて避けたこちらへ猛スピードで這ってきて恐かったです。
ここで14Rのタイヤに刺さったクギを思い出し、唾つけてみるとやっぱり少しずつエアー漏れ。
刺さったままなら家まで帰れそうなものの、高速道路で途中でクギが抜けたら厄介かなと。
そんな事を気にしながら津山市山下のハンバーガー屋さんへ。
ここも結構人が並んでる.................

というか海鮮丼やら食べてからそんなに時間経ってなかったので、そんなに腹減ってない。
タイヤが気になるので修理しとくかと。
そこでJAF。
JAFって1車種しか対応してくれないと思っていましたが、車輌じゃなくて会員本人に効力があるようで、バイクのパンク修理も可能だと。
今まで入ってませんでしたが、嫁や娘がヤリスに乗るという事で家族会員で加入したところでした。
センターに電話すると、20分~25分で到着予定。
きたむぅさんとコウさんにはハンバーガー食べててもらい、外で待って暫く.................
見た感じ70歳は超えてそうな、おじいちゃんおばあちゃんが乗った軽のボックスが。
よく見掛けるJAFの車が来ると思っていたので
「JAFです」と言われましたが
「は?」と思わず声が.................
話を聞くと、どうもJAF自体が岡山県の北部からは撤退したとかで、近隣の修理工場に委託してるとか。
「岡山の北部は人もおらんし、はぁ、もう見捨てられた地域なんですよ。
どんどん人は減っていくし、私らもどうなる事やら.........」.........割とヘヴィな内容に、愛想笑いしかできません。
修理開始。

クギを抜き、穴を広げるところまではスムーズ。
が、穴を塞ぐ為のあのネチャネチャのやつを挟んで突き刺したところで
「ばあさん!背中押してくれ!」.........腕力不足のようで、大丈夫かいな.........
1回目失敗。
2回目
「ばあさん!ヒジを押してくれ!もっと押せ!」
「もう目いっぱい押してます!」
なんか揉め始めた.................
ハンバーガー屋さんの道を挟んで向かい側で作業していたので、きたむぅさんらが入った後、まだ並んでる人らからの
「年寄りに無理させて」みたいな視線がビンビンに。
パンク修理ぐらい物があればできるので
「僕やりましょか?」と言ったものの
「これは私らの仕事ですから、大丈夫です」熟練の整備士の気迫に押され、お任せする事に。
何とか成功。
おじいちゃんおばあちゃんは二人ともハァハァ息切れしていて、その場で倒れやしないかと心配に。
修理も完了し、帰路へ。
タイヤを気遣って、きたむぅさんはゆっくり走ってくれましたが、まぁ大丈夫そう。
インカムでフツーに行って下さいと伝えて暫く。
某高級アメリカン軍団が左追い越しで前に割って入ってきて、手も挙げず.........................
そして中途半端な速度でひけらかすように車の間をアミダ.................
詳細は省きますが、これのせいで自分だけ先行しすぎてしまい、はぐれる事に。
インカムで
「ああ!行った!行った!アハハハ!」が最後に聞こえた音声に.........................
ICとSAが一緒になってる新名神の宝塚北から下道で行こうというのは覚えていたので、とりあえず宝塚北のSAで休憩。
SAの入り口のところで出口と分岐していたのは見ましたが、どうせSAからぐるっと回って出口に行けると思いきや、回れませんがな.................
きたむぅさんからの電話で出口を出たとこにいると言われましたが、押して歩くのも危ないし、もうそこで解散する事に。
新名神は大渋滞でしたが、もうソロなのでスルスルっと。
止々呂美の方から箕面トンネル抜けて帰宅。
今回、ツーリング倶楽部のツーリングの仕方というのか、計画的に進めていくのは安心感があると感じました。
ただ、倶楽部のステッカーとか貼ると、ヘタな事できないというか看板に泥を塗るというのか、そういったプレッシャーもあるだろうなと思いました。
「野良人」みたいに、テキトー人間だけの設立メンバーなら気楽でいいかなって感じですが
しっかりした倶楽部であればあるほど、テキトー人間が混ざると迷惑掛けそうで尻込みしてしまいます。
後は、インカム接続はかなり便利だと思いました。
通常どれくらい繋げてられるのかわかりませんが、10時間ぐらい繋げたままでも、中華製のくせに大丈夫でした。
信号の切り替わりのタイミングで、行くか止まるかがわかったり、路面状況を伝えてもらったり。
押し歩きで、ハァハァ息切れしてるのが聞こえるのを差し引いても、かなり楽しかったです。
今回お世話になったツーリング倶楽部が何処かへ行く際、また参加させてもらえたら幸いです。
来月は能登半島。
段々寒くなっていきますが、テンション上げていきたいと思います。
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