能登半島へ行ってきました。
随分前からの天気予報は雨。
日が近づくにつれて降水確率は100%とか
「誰か懺悔せなあかん人がおるんやないですか?」と問い詰めたくなるほど雨.........................
宿を取っているとはいえ
「じゃあ危ないんで中止にしましょうか」の一言が、どこからも聞こえないのが今回のメンバー。
・オレンジ/黒の隼 かっぴーさん
・埼玉から青隼さん
・GSX-S1000F つよしさん
・赤隼 ぽこぺん君
・H2SX-SE アナラー エミリー君それに私を加えた6台で。
今回、このツーリングの為に、暫く乗ってなかった隼の整備をして準備万端だったにも関わらず、直前に抜けられない仕事で行けなくなった
マイクロンマフラー隼のdotardwolfさん。
基本
「行けたら行く」のユルさで繋がる仲なので、仕事や家庭、その他諸々を放ったらかしてまで行かないといけないというのは疲れるので、また次回に。
という事で本題に。
先日の飲酒運転のバイクに突っ込まれて、カニ旅行キャンセルになった嫁と娘からは
「自分は行くんスか?ツーリングっスか?
自分だけ美味しいもん食べに行くんスか?」中身は部屋で詰めた、まだ一度も使った事のないバージントップケースをセットし、外で準備していると.........
ポツポツポツ.........................
カニの恨みの雨乞いでもしてたのか、出鼻をくじかれるかのように降ってきた.................
一番家の近いぽこぺん君とは、7時に近所の駅前のコンビニで待ち合わせ。
8時に名神高速の桂川PAでかっぴーさんとつよしさんと合流。
9時に北陸道の賤ヶ岳SAで青隼さんとエミリー君と合流。
まぁ、こんなもんかな程度に連絡回した後.........
「ちょっと早めに出た方がいいでしょうね」何日か前に言われてよく調べてみると、桂川PAから賤ヶ岳SAまで
110kmぐらいありますやん.................
時間ピッタリに出発できれば賤ヶ岳SAで2人を待たせる事はありませんが、やっぱりウダウダ話し込んで出発は遅れるもの.........................
まして、皆4年ぶりぐらいの再開.................
6時半過ぎ、ぽこぺん君とコンビニ出発。
この頃には雨も上がり、神様はちゃんと見てくれてるもんだと。
高速も少し車多いなと思いながら、桂川PAには待ち合わせの1時間前に到着。
だがしかし自分達は早めに~と動いたのに、
桂川PAで合流する2人に何も伝えていませんでした。
7時45分頃、つよしさん到着。
8時、かっぴーさん到着.........しない.........
本線はかなり混んでいて、車の動きは徐行レベル。
こりゃ無理だ。
ここでこれほど混んでたら、かっぴーさんが間に合ってようが遅刻は確定。
8時回ってかっぴーさん到着し、急ぎ出発。
大津辺りまで渋滞。
GOTOトラベらんと家で自粛しとけよGO HOME!等と悪態つきながら先頭でぶーんと。
皆、自分以上の熟練者。
後ろのペースなんて考えなくても何とかしてくれるというのは気楽です。
米原JCTから北陸道に入る頃には9時過ぎ。
30km無いなら10分で着くかと全開に.........しようと思ったらかなりの強風。
ナニコノ瀬戸大橋.........................
横風で流され、山から葉っぱは大量に飛んでくるわで思うように走れない.................
加えて今回初装着のKappaのトップケースがイマイチ信用できない.................
ベースとジョイントするツメがGIVIと比べて
薄すぎ.........
ホントにイタリアではGIVIと並ぶ2大メーカーって言われてんのか?と、一抹二抹三抹ぐらいの不安が。
走行風と横風で、あの薄いツメがパキッと折れて、
誰かのトップケースのように高速道路にゴロンゴロンになるじゃね?
後ろの3人なら回避してくれるやろうけど、車には直撃するわな。
いや、剛腕ぽこぺん君なら、例え200km/hで走っていても、地面転がるトップケースを片手で拾い上げてくれるだろう。
等と、戦車戦でワムウが
「柱を武器に!」の場面を思い浮かべていました。
それまで、トップケースはカウルと同じ感覚というのか、車体の一部のような意識で
「取れて落ちる」とか考えもしませんでしたが、その一件を聞いてから、かなり不信感持つようになりました。
賤ヶ岳SA到着。
青隼さん、エミリー君到着済み。
ここで今回の
「プランナー」であるエミリー君からルートの説明が。
まとめると.................
「とりあえずどっかでメシ食べて、17時に予約した晩メシに間に合うように能登半島に向かいましょう」というベリーベリーアバウトな発表が。
というのも、宿は山代温泉の
「彩朝楽」という福井県寄りの石川県。
能登半島へ行くには通り過ぎて、また戻ってくる形に。
時間がありそうでなさそうなので、時間見ながら臨機応変に。
この辺り、他5人とは父親と息子ぐらい歳の離れたエミリー君は気を遣って大変だったと思います.........
燃料入れて出発。
北陸道の尼御前SAで早めの昼メシにしとこうと。
先頭はH2SX-SEのエミリー君、次に14R。
速い.........................
後ろから見てると、違和感のある速さ。
純正スクリーンの角度や高さが絶妙なのか、〇00km/h超えてるのに、発進時に跨がった姿勢のまま。
伏せる事もなく、スクーター乗ってるかのような。
この中ではGSX-S1000Fはリミッターあるんやないの?
ちょっと速度差あって後ろと開くんやないの?
とミラー見るとフツーに並んで走ってる。
マフラーも純正なはずなのに、なぜか車検アヤシそうな音してたし、何かやってるのかな?と。
後で訊くとECUチューニングでかなりパワー上げてるそうです。
つよしさん曰く
「外見はノーマルに見せかけて中身は別物がカッコいい」との事でしたが、こういうのはスゴく理解できます。
四輪のスカイラインGT-Sを外見だけGT-R仕様にするより、外見GT-SのままエンジンをGT-Rに載せ換えて
「GT-Sがなんでこんな速いの?」の方がカッコいいと思っていました。
ただ、走行風はかなりツラいようで、ほぼパッセンジャーシートに座って伏せるような姿勢だったとか.................
ポジションがキツくて隼から乗り換えたのに、結局、キツいポジションにもっていくところに、性癖にも似たようなところがあるのか.................
賤ヶ岳SAから尼御前SAまで
110kmほど。
少し前まで雨だったのか
「下々の者よ、これでも食らっておきなさい」と言わんばかりの、水っぽい融雪剤跳ね上げて走るエミリー君。
尼御前SA到着。
「行けそうなところまで行ってみますね」金沢東ICだったかで北陸道を降り
「のと里山海道」へ。
途中の
「道の駅 高松」から。

結構、波があってサーフィンできそうなのに一人も見掛けなかったのは、あまり向いてない波なのかな?と思ったり。
千里浜なぎさドライブウェイは何故か通行止めの案内が出ていて
「時間的に能登島に渡ります、道の駅があるんで」橋を渡ると
「あなたは今日、〇人目の来島者です」みたいなアーチがあって、何となくドキドキ感。
一度来た事のあるぽこぺん君が
「車いなかったらマン島TTできそう」と言ってたように、クネクネしながら目的地
「道の駅 のとじま」到着。

.........フツーだ。
.................フツーの道の駅だ。
反対側に謎の建造物があるものの、ごくフツーの道の駅。

霧雨のようなものも降ってくる.........................
「ホテルまで150kmぐらいなんで、ボチボチ出発します」これは.........
数々の観光地がありながら、それらには脇目も振らず、ただガソリンぶちまけただけツーリングの予感個人的に、ソロで行くなら写真撮ったりで、ある程度目的地重視ですが、マスツーリングに望むものというのは目的地よりも
「皆でバイクを走らせる」ことです。
バイクに乗らない人からは
「サーキットでも貸し切ってぐるぐるしてたらいいんやない?」なんて言われますが、ハムスターやないんやから、そういう事ではありません。
休憩であーだこーだ喋ったり、トラブルを共有したり、そういったものが楽しいので
「遠出してそこかい!」とツッコまれるのも心地良いというか。
宿へ。
下道が混み始め、スマホナビで見ると時間ギリギリ。
どうせ高速乗ったらワープするやろうから大丈夫かと。
高速入り口でETCの調子が悪いと言っていた青隼さんは一番後ろへ。
私は後ろから2番目。
「晩メシおあずけは勘弁してくれ!」と言わんばかりに、前4台はニンジンぶら下げられた馬のようにワープモードに。
辺りは薄暮に。
青隼さんは来てるかなとペース落としてミラー見ると青隼さんはついてきてる。
ETCは大丈夫そう。
開いてしまった前4台に追いつくよう飛ばすも、追いつけるはずもない.........................
と、ミラー見ると青隼さんが映らない。
「トラブルでもあったかな?」と思ったものの、高速道路の本線。
Uターンするわけにもいかず、それならエミリー君が
片山津IC降りたとこのコンビニ寄ると言ってたから、そっち行って伝えた方がいいかと。
ここで本日の最高速〇40km/h。
トップケースも落ちる事なく載ってくれている。
まだいけるかな?と思ったら、走行車線に
白のゼロクラウン。
日没に近くて、スモーク貼りのリアウインドから車内が見えない.................
一応減速して横並びで中見ると、二段ルームミラーに青い服来た男性カップルが。
すぐに後ろにつけて法定速度&6速固定であまり音を出さないように。
こういうシチュエーション大好きです。
私は正義の味方なので、追い越し車線を中途半端にカッ飛ばすミニバン等が遠くミラーに映ると
「クラウン頑張れ!」と応援してしまいます。
随分前に、まだ隼乗ってた時だったか、片側3車線の大阪中央環状線の万博公園辺り。
ここは職業運転手なら、側道に白バイや覆面が待機してると思って走る道で、ちょうど合流するところに中国道に入る車の為に信号が設置されています。
真ん中車線先頭で信号待ちしてると、ZX9RだったかGPZだったか、一台のバイクが真ん中と右車線の間をすり抜けで先頭に。
やたらこちらをジロジロと。
この時、側道に白バイが待機してるのは確認済み。
うーん.................なんなんコイツ。
えらいエンジンぶんぶんして。
こういう悪には鉄槌を。
「じゃあ競走しようか!いくよ!いくよ!」みたいにこちらも発進前から伏せ気味にアクセル吹かして信号青!
60km/hまでフル加速したら隼の方が速い。
「負けるかぁ!」みたいに60km/h超えてまだぶっ飛ばしていくジロジロバイク。
こちらは法定速度内。
案の定、側道から猛スピードで白バイが。
飛ばすなら周り見てから飛ばせよと.........................
毎日のように見掛けるサイン場所で止められてるジロジロバイクの横を
「アホやねぇ」とフルスロットルで駆け抜けていく優越感。
今回も
「追い越し車線を法定速度で走って、後ろから来るドライバーをイライラさせてから道を譲ったりしましょうか?」等と思ったものの、イマイチカッ飛んでくる車がおらず.................
この覆面が誰か追い掛けてくれないと、こっちはいつまで経ってもタラタラ走るハメになるがなと。
ていうか、あれだけカッ飛んでいった前4台はどうしたんやろ?
結局、片山津ICまで膠着状態のまま.................
コンビニ着いて事情を説明し、トイレ行って買い物して出てくると青隼さん到着。
トラブルとかではなく
「暗くなってくると、もう目が.........」私と青隼さん、つよしさんは同い年なのでよくわかります.........................
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