ようやく…ようやく虫歯治療が終わった
約2年………
永かった…
きっと、6月4日という【虫歯の日】に生を受けた、星の宿命なのであろう…
大小異常のあった歯、計14本…
『何か麻酔効いてないんですが…』
と、言いたくても寄生獣並みに口を拡げられ言葉にできず
ほぼ力技で抜かれた親不知2本…
テコの原理の支点にされた唇が、思いっきり切れてるんですが…
と…………
なかなか血が止まらず、その後女の子と出掛けるも
『何か口の中、血生臭いしスゴい事になってるから今日は帰った方が…』
と言われ、涙で枕を濡らした事も…
『痛かったら手を挙げて下さいね』
……痛いから挙げても
『ちょっと我慢して下さいね』
キュイーン、ガリガリガリ………
若干震え気味に挙げたままの、この手はどうしろと?…
娘と時間が被り、隣で娘が治療中に泣き出すと
『お父さんも頑張ってるからね〜』
と、無責任な事を言う医者…
(お父さんは、頑張ってるんじゃなくて、
挙手も無視され我慢させられてるんですが…)
何度、『痛い言うてるやろがボケッ』
との言葉を飲み込んだ事か…
が、治療中、やたら体を押し付け、デコに乳をあててくる可愛い歯科衛生士さん
全身の神経を接触部位に集中させ、治療の痛みを紛らわせる高等技術なのか…
はたまた完全勘違いなのか、そんな事はわからんけど
『あの娘、絶対俺の事好きなはず』
と【自身に都合のいい脳内変換】に酔いしれるオスの本能…
予約通りに通院してしまう哀愁。
『逃がしはしないぞ』的、ホステスのような客掴みの技に
気がつけば身ぐるみ剥がされているのだろう…
など、様々な思惑に溺れながらも、全て治った
いくら掛かったかは思い出したくもないが
プレステ3が何台買えた事か…
次回からは数回に分けて【歯の掃除】をするとの事…
また血だらけになると共に、まだ出資が必要なようである…
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