記憶の片隅への贈り物

先日、テレビで『やってはいけない事』みたいなのを見掛けたのを思い出し…

内容的には、頭の中で自分の家を想像し
想像の中で家中を歩いてみるといったもの。

その時、想像の中で、室内の何処かに【人】が映ったら
その人数分が潜在的に認識している【室内にいる霊の数】といったオカルト系のもの。

………くだらない

以前、セキュリティの仕事をしてる時
『何らかの原因があってセンサーが反応したから出動』という理由で
真夜中にデパートやら工場やらビルやらに1人でウロウロ点検に入れば
それらしいものを見る時、感じる時は珍しくなかった

自分が点検してる様子が映った監視カメラの録画映像見直すと
自分の後ろから【白い人の形のようなもの】がついてきてたり…
試着室の鏡に【なにか】映ったり…
無線機から『助けて…熱い…』だの聞こえてきたり…

新人の頃は怖さを紛らわせる為
『ハイホー♪ハイホー♪』等と陽気な歌を口ずさんでいるのに、
陽気さを意識しすぎると、何故か途中で
『カラ〜ンコロ〜ン♪カランカランコロン…』
と、ゲゲゲの鬼太郎の歌がよぎったもの…

たまに、商品棚に近づくと、人感センサーが反応し
その商品の解説が、棚に設置のスピーカーから流れる店もある。

真っ暗な店内。
侵入者がいないか神経尖らせウロついてる最中…いきなり
『渡哲也です』と真横から、実物の低い声で酒のうんちく垂れ始め
思わず失禁どころか脱糞しかけたり…

正直、日々、リアル肝試しな状態に置かれると慣れてしまう。
イチイチ怖がっていては仕事にならないと、思考回路が鍛えられる

直接打撃を加えられるわけでもない幽霊よりも
バール振り回す侵入者の方がよっぽど危険

と、そんなこんなでテレビ番組でやってた内容を試してみた
………………

1Fウォークインクローゼット内
2Fベランダ
3F寝室
3Fベランダ
………4人?いたような……

まぁ、賑やかなのは、よろしかろう

恐らく、こういった【家】という、想像しやすい身近なモノを題材とした話は
一人でボーッとした時に何気なく思い出し、思い描いてしまい
また、一人きりになる確率もある空間なだけに怖さも効果的で
広く浸透しやすい類いのものだろう

…と付け加えておけば、この手の話が苦手な人ほど想像してしまい
『人が映らない方が良い』思うほど、映ってしまう…
そして『今のは間違いだからもう一度』
と、一発目の結果は頭に残りながら何度もやってしまい、更に怖くなる…

そんなところでしょう………
と、嫌な余韻を残してみました


関連記事
 0

COMMENTS

 0

TRACKBACKS

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)