保津川下り

この休日はちょっと京都へ。
亀岡から嵐山まで舟で下る「保津川下り」を目的に。

というのも、個タクの認可を受けて時間的にも少しゆとりができ、これからは旅行や美味しいものを食べに出掛けたいなと思っていた去年..................
カニ食べ放題に向かう途中に、酒気帯び&自賠責切れ&任意保険未加入な小型バイクに突っ込まれお流れに。

その後はツーリング倶楽部も立ち上がり、泊まりのツーリング&ツーリング&ツーリング。

「自分だけあちこち行って、よろしいですなぁ」

.........これは嫁の機嫌も取っておく必要があると、魂が警告を鳴らしているのを感じました。

という事で日帰りでチョロっと行けて、まだ外国人も少ないこの時期。
紅葉を眺めるにも少し形を変えた方が..................
そんな事から「保津川下り」へ。

京都の亀岡市から嵐山までの約16kmを3人の漕ぎ手が舟を操って川下りをするというもの。
400年以上の歴史や距離は日本一のようです。

当初は嫁と2人で行くつもりでしたが、国内旅行はかなりの場所へ行ってる義母も行った事がないと言うので一緒に。
ここで「これメーター回すからお義母さん、運賃払ってや」などとは言いません。
なかなか孝行する機会もないので全額出して連れていく事に。

(娘はちょうど高校時代の友達2人と、皆、大阪が地元のくせに2泊3日でホテル泊まってUSJ。
しかも部屋に入ってきて「パパ~2泊3日で遊びに行くんだけど~お小遣いちょうだい」と、石臼の如く動かず、1万円渡してようやく退散)


亀岡市の保津川下り乗船場へ到着。
(これが大きな間違いでした)
DSC00220 (編集済み)

結構な人数が待っていましたが、舟は次々出るようで15分ほどで乗船。
定員23人だったかの舟でしたが、前には可愛らしい女子大生っぽい2人組が。
が、前後の間隔が狭く、可愛らしいのに耳クソがハッキリと。
まぁ、こういうのは直接乳首見えるより、ワキ毛やアナルについた拭き残しティッシュを見つけた時のように
「見てはいけないおまえの恥ずかしいとこ見たった」的な優越感があるものです。

スタート。
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前方に漕ぐ人が2人、後ろに舵を取る人が1人の組み合わせで川を下っていきます。
所要時間は前日など近い日に雨が降ったりすると、水かさも増え、流れも早くなり1時間半ぐらい。
当日は晴天続きだった為、流れは緩く1時間50分の表示。
浅い所では船底ゴリゴリ擦りながら、勾配がキツくなると水がかかりながら。
船頭さんのトークも面白く、紅葉には少し早いながらも綺麗な景色を見ながら、嫁や義母も喜んで.........というか自分が一番テンション上がっていました
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途中、売店の船が近づいてきてこちらの舟に横付け。
海賊とかって、こんな感じなんかと思いました。
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嵐山に着き食事にしましたが、まぁ外国人の多いこと。
インバウンド全盛期にはほど遠いとはいえ、混雑する人波の1/3は外国人のような..................
天龍寺や竹の道やら散策し、夕方まで時間を潰しトロッコ列車。

このトロッコ列車、トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までを30分ほどかけ、保津川を見下ろすように山肌に沿って走ります。
そして5輌編成の5号車が「リッチトロッコ」といって、シースルーになってる屋根に、窓も壁も無い柵だけの車輌で「トロッコ」な雰囲気の車輌になります。

どうせ乗るならその車輌だと、2週間前に予約した際、18時以降の臨時の臨時便だけ僅かに空席があるような人気車輌。
夕方からはライトアップされるらしいし、ちょうどいいやと。

出発。
寒い...........................
この時期の山を剥き出しで走るので、かなり寒いです。
そして、かなりの箇所で線路に沿うように木々がライトアップされて綺麗なんですが、そうでない場所になると真っ暗。
よく目を凝らさないと川がどれかわからないほど暗く、反面、空を見上げると月明かりと星が綺麗。
昼間の景色も見てみたいなと思いました。
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そんなこんなでトロッコ亀岡駅に到着。
ここからが大失敗...........................
「俺は都会人なんだぜ!」ではなく、自分の中では「駅」という施設にはタクシーがいて当然だと思っていました。
それも、交通網が発達してない地方ほど、駅から自宅までの足にタクシー必須だと。

が、降りたら、シーンとした静寂と暗闇のみ...........................
「は?」と思いました。
というか、列車の到着時刻に合わせるようにタクシーは立ち回るもんだと思っていましたが、トロッコ列車の最終便の終点駅なのに、1台もタクシーおらず..................

トロッコ亀岡駅から、車停めた保津川下り乗船場まで、スマホナビでは3km..................
別のJR線もあるみたいですが、よくわからんし「さぁ!歩くぞ」
普段、自宅ガレージの車まで通勤距離10歩、通勤時間10秒以内という環境で
1日の歩数300歩の自分にとっては昼間に嵐山ウロウロしただけでも「冒険」レベル。
その上3km歩くとか、もはやラストダンジョンにボス倒しに行く決死なレベル。

1km付近、まだ平気。
2km付近、街灯1つ無い真っ暗な道で嫁と義母ギブアップ。
「ここで待っとくから車とってきて」
退屈やからおめぇは一緒に歩けと嫁に言おうとしたものの、真っ暗なとこに義母1人置いていくわけにもいかず、残り1kmをスタスタと。

残り700m.........左足のふくらはぎが吊りそう。
残り300m.........両足付け根が痛い。
「この辺押したら楽になるかも」と、太ももの辺りを指で押し「この秘孔は違ったか.........」等と一人アミバ芝居したり
どうせ誰もいない暗闇.....「ガッカリして♪メソメソしてどうしたんだい?♪~」
.........こういう時、なぜか光ゲンジの「勇気100%」を歌ってしまい、熱唱しながら何とか完走。
もう真っ暗な乗船場の建物に辿り着いた時は、あまりの達成感にバンザイしながら「ゴール!」とか一人でやってしまいましたが、誰もいないと思ってたら駐車車輛に人が乗ってて、多分「なにあのイカレポンチ」と思われた事でしょう。
とりあえず自販機で飲み物買って飲んでいると「まだ?」の電話が..................
嫁一人なら「?今高速乗ったとこやで」とやってやろうかとも思いましたが、義母もいるので素直に拾いに。

帰路、娘もちょうどいい時間に駅に着くというのでそのまま拾いに行くと
「焼き肉食べたい」
安い食べ放題でいいかと思ったら閉店..................
また2万円ほど遣うハメに..................

まぁ、嫁も義母も「楽しかった」と言ってたのでよかったかなと。
これでまた暫く、好き勝手に羽根を伸ばす免罪符を手に入れた気分です。

とりあえず保津川下りに興味があって行かれる方がいらっしゃれば、現地まで車で行く際は乗船場ではなくトロッコ亀岡駅に車停めて、昼間ならタクシー来るようなのでそこからタクシーで乗船場に行く方がいいと思います。

久々の日帰り旅行でしたが、たまにはバイク以外で移動するのもいいもんだと思いました。

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