ツーリング倶楽部とは名ばかりで

先日の久美浜ツーリング、少し考えさせられる事がありました。

BEACONメンバーの1人が「今年いっぱいでバイクを降りるつもり」と。
理由は体力的なものというか、身体の事は前々から聞いていたので、ご家族と話し合った結果、心配かけさせたくないといった英断。

BEACONを立ち上げた際、それぞれ家庭や仕事、その他の事情があるので「半年に1回はツーリング絶対参加」
定期的なミーティング等々.........

「そんなんいりませんわ、行けたら行くでええがな」

元々が野良同士、何となく気が合って何度も出掛けるうちに「どうせならチームにしようか」「自由」を根幹にして「同意してくれるなら一緒にワイワイやりましょう」といった成り立ちです。
(Naoに関しては、Dio-ZX、70スープラ、32タイプMを売り渡した事からもわかるように、高校からの濃いツレなので「家の用事?アホか!拉致じゃ!」みたいな事も言いますが.........)

年齢も20代から50代までバラバラにも関わらず、偉そうにする人間も生意気な事言う人間もおらず、団長が結婚式挙げるとなると、一人の反対も無くお金出し合ってプレゼント贈ったり。
今回の久美浜でも、近畿圏に住む人間は地域のGoToみたいなものが使え、5人中2人は該当しなかったものの3人が5000円引き。

「俺は5000円引きやから!他の人の事なんか知らんがな!」と言い出す事もなく
「宿泊費を総額して15000円引いて割り勘はどう?」と訊いたら「ええやん、ええやん」

こういう気持ち良い人間ばかり。

個人的に、社会人になってから、仕事や利害関係抜きの純粋な「友達」を作るというのは、女口説くよりも難易度高いものだと思っています。
(自分は会社勤めの頃は「同僚」というものには、プライベートには踏み込まないでねの線引きして、当たり障りのない対応しかせず、個タクとなった今は一人親方なので、お客さん以外に社会との接点を持つ必要も無いと思うほど、社会不適合者です)
そう思う中、バイクを降りると決めたメンバー.........
知り合ったキッカケはバイクであっても、その人となりを知り、好きになったんだから、バイク降りたらそれっきりでは寂しいわと。

うちのオヤジが、高卒で九州から夜行列車で大阪へ集団就職、頭の中は明治時代の田舎で止まってるかのような「漫画、アニメ、ゲームは悪!活字とNHKが正義!家長は女房子供に何をしてもいい!」といったタイプで「味噌汁がぬるい」とブラウン管テレビ投げつけてきたり、洗濯機振り回したりの人間。
趣味も友達も無く、休みの日は新聞読んでテレビ観るだけ。
「つっまんねえ奴だなぁ、こういう男にはなりたくねぇや」と思ってきました。

「Motorcycle Club」とは謳っていても、2輪3輪4輪、何でもいいんやないの?
バイクというのは体力や筋力も必要な乗り物だと思っているので、年齢重ねるにつれ、自分も降りる時がくるかもしれません。
「都合が合えば、奥さんと車で旅行がてら合流して、ワイワイやりましょう」
そう伝えたのを受け入れてくれたのは、スゴく嬉しかったです。
(BEACONツーリングは雨が多いので、SAなんかで濡れネズミ集団は他人のフリされるかもしれませんが.........)

この先、誰も事故で欠ける事なく、ゲートボール会場で
「俺のシニアカー、足回りオーリンズよ!」みたいな会話ができたらいいなと思う今日この頃です。

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