思い出の中でじっとしていてくれないか

中学の同窓会………
という話が出てきた。

中学、高校、大学といった学生時代、内気な少年は登校拒否状態だった為、
極めて偏ったごく一部の人しか知らず、当時の行事やイベントなど、
『宇宙人に連れ去られていたのでは…』というほど記憶が無い…

色恋沙汰に関しても刹那的なものばかりで、誰と何したのか覚えがない…
原チャや単車でニケツではなく
チャリンコ2人乗り(ステップというのか後ろに立つやつ)
をしてみたいというのが、今だひそやかに持ち続ける野望

…等と過剰妄想を語り出すとキリがないので、
それはさておき、中学………
当時、自分だけなのかもしれないけど、
女の子とは遊ぶどころか話をする事も殆どなかったという、
奥手を通り越して、もはや暗黒

卒業アルバムも、度重なる引っ越しでどっかいってしまった為、
余程インパクトがない限り、名前も顔もわからない

『あなた誰』ときかれて、自己紹介的に説明した上で、
『ゴメン、覚えてないわ』と言われるやり取りは目に見えるのが悲しい気もする

まぁそれはそれで、コンパ感覚で新鮮かもしれないが、
如何せん【33歳】の集まり…
【具】が新鮮かは…………
大自然の中でカレー作って食べれば、
汁気たっぷりであろうがコメが焦げてようが美味いという
【場の環境による幻覚】はあるかもしれないが……

これが50歳も60歳も越えてれば、全員が確実にジジババなものの、
今この年代は微妙…
中年かそうでないかがハッキリ分かれる。
そのラインの手前と向こうでは、王族と家畜ぐらいの開きはある。

当時『可愛いやん』と思ってた娘も、
しなびたキュウリの如く、オバ●ンになっていたら、夢にうなされそう…
老いさらばえた姿を拝むより、
思い出の中だけで時間停止してくれている方がありがたい

ツレに電話すると
『同じ中学の15コ下の【女の子】と同窓会開いてや』との事
そんな年下など知らない以前に、もはや同窓会という呼び名が遠い…

さて、どうなる事やら………


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