親父の告別式から数日経ち、少しは落ち着くのかと思っていましたが、今度は申請や手続きにバタバタです。
5月15日に退職予定というか、会社決定で65歳以上は解雇だったので、健保の件でまた社長さんのところへ。
前回の面談でオカンがいらん事を言って、入院期間中は有給休暇扱いになりましたが、親父ももう少し生きると思ったので健保の傷病手当を貰えるように有給休暇を取り下げてもらうようお願いしていました。
退職後も健保の任意継続手続きをすれば傷病手当もリンクするので、給料の60%とはいえ有給休暇で1ヵ月分満額貰うより、60%でも2ヵ月以上になれば手元に残るお金は多いと判断したからです。
が、まさか1ヵ月で逝ってしまうとは..................
こうなってくると、支給されるぐらいの金額は誤差程度ですが、困るのが保険証の有効期限。
15日退職で26日死亡となると、10日間は無保険状態。
国保に切り替えればいいんですが、病院から請求が来て実費立て替えとなるといくらになるか予想もつかず。
確か、親父の有給消化中に次の有給休暇が発生するような事を言ってたような..................
もう、ダメ元で腹割って話すしかないなと。
社長と奥さんと面談。
前回、親父が社会復帰を目指していると言ったのは、親父が解雇になるという話をオカンにしてなかったから、状況的に自分から退職する必要は無いと判断して話してしまい、完全にこちらが勘違いしていた事。
自分もここまで早く死んでしまうとは思ってなかった事。
有給休暇で入院していたのを傷病手当に切り替えてもらったけど、再度、有給休暇に切り替えてもらえないか?のお願い。
そして一番の目的の
「有給休暇中に次の有給休暇が発生していたなら、退職日を15日ではなく、死亡した26日にしてもらえないか?」の打診。
こっちに都合がいいだけで、会社側にとっては健保から支給される傷病手当が有給処理となる分、損にしかならないので、言うだけ言ったけどどうかな?といったところでした。
が、社長と奥さんからは
「もうそのように手続きを進めています」という意外な返答が。
親父が死んだ後、携帯のLINEやメールを確認すると
「おい!音沙汰無いけどどないしてんねん?」みたいなのが色んな人から来ていました。
その中で、自分が小学生ぐらいの頃から知ってる名前も。
その人に連絡し、親父が亡くなった事を伝えましたが、親父も官公庁メインの工事系で50年以上営業として働いてきた身。
その人からすぐに同業他社の関わりのあった人らに広がり、取引先等にも伝わる事に。
社長は
「あちこちから「良いようにしたげてよ」って電話が掛かってきてるんです」と。
家族葬だったので近しい身内だけの葬儀でしたが、親父に世話になったからと、参列したがってた人がたくさんいたと。
オカン側のじいちゃんが90歳過ぎて亡くなった時、見知らぬお年寄りの人らがたくさん葬儀に来ていて、挨拶すると皆、元部下。
「〇〇さんには、定年退職されてからも相談に乗ってもらったり、本当にお世話になったんです」孫にあたる自分には、じいちゃんの仕事の顔というのは全くわかりませんでしたが、定年退職して30年以上経つのに、元部下の人らがわざわざ来てくれてる事にびっくり。
その時と同じように
「親父も家の中ではめちゃめちゃやったのに、外では意外と人望あったんや」と少し嬉しい気分になりました。
そして団信。
住宅ローンで債務者が死亡もしくは高度障害に該当すると、残債が免除になりますが、それを銀行へ報告したと同時にその銀行口座は凍結。
ローンの引き落とし口座が給料の振込口座と同じだったので、会社も給料を振込む事ができず、相続順位の一番高いオカンの口座に切り替えの処理に。
ただ、社内規定で、切り替えるには親父が除籍された戸籍謄本が必要だと。
除籍された戸籍謄本というのは、住民票のある市役所に死亡届を提出、その市役所から本籍地の市役所に通達が先に行き、後から書類が到着、到着してから本籍地の市役所で除籍処理が完了するまで2営業日必要なので、書類届く時間や土日を考えると結構時間が掛かります。
社長さんは戸籍謄本揃う前にオカンの口座に振込む手続きだけ先に進めてくれると。
除籍された戸籍謄本が出来上がれば、遺族年金の手続きや各保険の手続きが可能になりますが、暫くお預け。
とにかく病院通いの多いオカンに空白期間で実費精算にならないよう、親父の会社の健保から国保に切り替え、その後、難病指定を受けているので保健所で再度手続き。
戸籍謄本が出来上がれば残りの申請も全て完了しますが、50日祭の神主との打ち合わせ、遺品整理の打ち合わせ、会社関係の人らの応対等、何かまだ山盛りといったところです。
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