手紙

さて、親父の件は一区切りついたところで形見分け。

とはいえ、来週、いつもの工務店のおっちゃんに遺品整理をお願いしていて、事前に弟と仕分けをしましたが、とにかく親父は物を持たない主義なのかと思うほど、私物がありませんでした。
3段ぐらいのカラーボックス2つ分に財布や鞄が入れられ、ゴルフクラブのセットと後は服ぐらい。

自分など6畳部屋とそれに連結されてる3畳ほどのウォークインクローゼット、2畳ほどのクローゼット、バイク置いてるガレージに私物がありますが、それでも溢れんばかり..................

「別宅でもあるんじゃね?」
と思うほどでしたが、今のところ隠し子が相続権を主張してくる事もないので、恐らくこれが全て。

親父の姉弟は宮崎に3人おり、長女は脳梗塞で半身麻痺ですが、小学生の頃、1人でフェリーに乗り遊びに行った際「小遣いせびりに来たんか?」みたいに、バヤリースのオレンジジュースを缶のままドンっ!と置かれた思い出。
社長夫人のくせに..................
「二度と来るかBBA」と思ったのと、今だバヤリースオレンジの缶を見ると、その時の事を思い出すトラウマです。
ただ「小さい頃の対人的な印象というのは、意外と大人になっても覚えてる」というのをわからせてくれたので
「ケチ臭いオッサン」と親戚の子らには思われたくないと意識させてくれた点はありがたく思っています。
が、ここは無視。

次にH子。
長男Dは自分の1つ年上という事もあり、遊びに行く機会は1番多かったのですが「50日祭は家族でやる」と伝えたにも関わらず強引に参加。
カネも手間も掛かった分、送らなくていいやと。

そしてF子。
気持ち的には行きたいところを「兄ちゃんらは家族でって言ってるでしょ」と、娘である某女史に止められ、自宅で我慢。
親父が高校出て、夜行列車で大阪へ働きに出る時、一緒に付いてきてくれて生活ができるよう整えてくれたのを考えると、今自分達があるのはこのおばちゃんのおかげ。
某女史も親父姉弟の次女を引き取るに当たり、親父が手助けを。
この2人には仕事にまつわるタイピンやカフス、小銭入れ、腕時計を。
加えて、某女史が「兄ちゃんが身に付けてるものが欲しい」と言ってきたので、自分からは25年ほど身に付けていたゴールドのネックレスを。
あげたらあげたで「これ付けて知らん女抱いてたと思うと腹立つわ」と理不尽な文句を..................
乳首に巻き付けたり、股を擦ったり、妙な遊びに使われない事を祈るばかりです。

ここで今回、最大の難関であった「おばちゃん宛の手紙」
15年ぐらいはブログを書いているので「書く」という事には抵抗ありませんが、最後に会ったのは約30年前のばあちゃんの葬式以来。
高校卒業した3月で、変形学生服しかなく、それを着ていくと、中学1年生だった長男が「兄ちゃんの制服カッケェ!」と。
「俺もう着る事ないからあげるよ」と言った時「そんなん渡さんといて!」と怒られたのが最後。

親父の意識があった最後の日に面会に駆け付けてくれて、おばちゃんおっちゃんとも再会しましたが、一応「少しは成長したんです」の印象は与えていたようなので、そこから「真人間なんですよ」に昇格するよう手紙を。

語彙力総動員で起承転結。
某女史の事も「今パンツ履いてないとか電話掛けてきて困惑してるんです」とは書かず
「気遣いのできる素敵な女性になっていてびっくりしました」と褒め。
おばちゃんおっちゃんに対しての謝意と恩返ししたい旨を。

某女史宅に送り実家に届けてもらって暫く..................
「兄ちゃんからの手紙読んで、あんな鬼みたいなお父さんもお母さんも泣いてる」とのLINE。
「綺麗な文章書くよなー」とか「こんな文章なかなか書けんわ」みたいな反応だったようで、頭捻って書いた甲斐がありました。
LINEが届いた後に、F子おばちゃんから着信。
形見分けと、娘に優しくしてくれてとの感謝と「これからこっちに来る時は、ホテルなんか取らんとうちに泊まりなさい」の強制。

その後、某女史から着信。
親父の弔いと言って、おばちゃんが40度ぐらいのウイスキーを台所に取りに来たと。
聞いてる話では、血筋なのか、おばちゃんは親父以上の酒乱のようなので、またおっちゃんに扇風機投げつけたりしないか、やや心配..................
「こっち来たら、私ちゃんと接待するからね」と言うので
「じゃあ、ノーパンしゃぶしゃぶで」と返すと
「今これスピーカーホンやからね」

先に言えよ..................

と、アホな子かと思ったら、人の為に苦労してきた人生。
本人は「大変やったけど感謝なんか求めてやってきたわけじゃないし」と、自分にはできない事をサラっと。
正直、中身の薄っぺらい女とテキトーに付き合うのが楽だとは思いますが、その中身がこれまで知り合ったどの女より分厚く感じ圧倒されました。
何を言っても見透かされ、無駄な抵抗みたいな..................
グダグダ匂わせも鬱陶しいのでハッキリ言いますが、従兄妹が自分の女になっています。
親父が一番世話になった姉の娘という、テキトーかませば祟られそうな相手という点で、あれこれ考えた結果.................
「もういいや、観念しました」といったところです。

近しい親戚であるだけに、何かとあるだろうとは想像に難くありませんが、まぁ、ボチボチとやっていきたいところです。
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