着信

宮崎旅行から帰った日の午後、突然、知らない番号から着信が。

仕事で使う携帯なので、どこかで名刺渡した人からかな?と思ってでると..................
「汁江の旦那の〇〇です」

へ?みたいに一瞬誰の事かわからなかったものの、はっと思ってそこから脳ミソフル回転。

まず「何でこの番号知ってんの?」

考えられるパターンとしては..................
①宮崎の叔母宅を出発した後、実家で号泣していた汁江に対して叔母が「ちゅん君好きなのはわかるけど、旦那の事も大事にしなさい」と言った事から、叔母が旦那に電話して「しっかりしろ」みたいな事を言い、覚醒した旦那が叔母から番号聞いて掛けてきた。

②自宅に戻っても泣いていた汁江と旦那の間で喧嘩が勃発。
実は「やめろ47歳」と言われながらも、汁江に対して「ケンシロウみたいや」と胸に7つのキスマークを付けていて、怒りが頂点に達した汁江が服を破りながら「愛ゆえに」とか言って修羅場となり、携帯取り上げ掛けてきた。


以前、別の女の時も相手の旦那から電話が掛かってきて、そこから訴訟だ何だと面倒くさい事態に発展した事から、どちらのパターンにせよロクでもない用件だろうなと。

どんな文句が飛び出すのか?
1言われたら10言い返してやろう。
どうせなら心へし折るような事言ってやろう。
などと思いながら次の言葉を待っていると..................

「会った時にお礼を言えず、すいませんでした」

は?

「嫁がしんどい時に色々してもらってありがとうございました」

ああ、その事?.........けど、ちょっと遅かったと思うよ。
と思いながら「皆がワイワイ話してたから、ゆっくり話すヒマなかったですもんね、汁江や汁江弟とはずっと疎遠だったんで、今まで何もしてやれませんでしたから」と無難な返事を。

というのも、汁江の中で旦那に対する愛情はゼロ、というか、仕事復帰して収入が安定するまで都合良く使うだけの存在だと。
これまでの心無い言葉や態度、行動に、我慢や妥協、諦めや失望といった感情を押し殺して生活していた中で、それらが許容量を超えてしまい離婚の話へ。
旦那からも「仕事復帰して収入が安定したら離婚するんやろ?」と何度か言われ「そうや、離婚する」と答えている事から、後は時間の問題といったところ。

その中でも「私の事を家政婦じゃなくて嫁だと思っているなら、親戚が私の為にしてくれる事に対して、フツーはお礼の一言ぐらい言うよね、絶対言わないと思うけど」と言っていました。

当日はやっぱり「こんばんは」のみ。

自宅に帰った後、旦那に汁江弟の嫁がした事を話したと。
汁江弟は小さい頃から懐いてくれていましたが、汁江と同じく30年ほど疎遠になっていました。
その間に結婚し子供もできましたが、お祝いする事もなかったので、また再会となった時、それまでの期間を考えると全然足りるものではありませんが、子供3人に1万円ずつ用意して汁江弟の嫁に渡しました。
すると子供の塾の迎えに一旦帰った後、その子をわざわざお礼言わせに連れてきて.........汁江弟とは翌朝会う予定でしたが、多分、そこから買い物にでも行って汁江弟に持たせる土産を準備して、翌朝「兄ちゃん、これどうぞ」と。
汁江弟の嫁は、ちゃんと夫を立てるといった内容の話の後..................

「兄ちゃんが私を気遣ってしてくれた事をあなたも知ってるやろ?それに対して夫なら、私から言われなくても一言お礼を言ってほしかった」

「兄ちゃんに会ったらお礼言ってよ」と予め伝えても、それは旦那自身の言葉ではなく
「何でお礼も言われへんかったんよ!」と言ったところで言い訳されるだけなので
「ただただ人として残念でした」そう一方的に伝えたと。
アホそうに見えて、こういった面での頭のキレは、苦労重ねてきた経験なのかと思います。

という話を聞いていて、こちらとしては別に感謝されたくて送ったものでもなく、衰弱して気分が落ちてるなら気分だけでも元気になってくれれば、食欲無いなら少しでも食べられそうなものをぐらいの事ですが、言わんとする事もわかります。

結局、真意はわかりませんが、旦那は「言われたから電話掛けてきた」という最悪の事実だけを残した形に。
こうなると、お礼言わないなら言わないで通せよと思います。
(電話番号は親父が危篤の連絡をした時に、汁江が旦那の携帯からこっちに掛けてきたので、その時のものが残ってたとの事でした)

かと思えばずっと旦那がモジモジしているから「何か言いたい事あると?」と問い詰めたら
「ホントに兄ちゃんと一緒に家族湯入ってないと?」

.........コイツ、ホントにアホなんだと吹き出しかけたとか。

これまでの..................
「兄ちゃんと電話してる時は楽しそうなのに、俺には笑ってくれんよね」
「兄ちゃんからのプレゼントは嬉しそうなのに、俺からのプレゼントは嬉しそうじゃないよね」
と言われるほどの能面な態度。

実際、汁江実家での晩メシで会った後..................
旦那から「俺には飲み物ドンと置くだけで、兄ちゃんにベタベタ引っ付いてたよね」
見送った後は実家で号泣、自宅に帰っても号泣、翌朝もメソメソ.........が落ち着いたら
「兄ちゃんめっちゃ運転上手くて全然酔わんかったし、めっちゃ楽しかった」を散々聞かされ。

汁江母から「ちゅん君の事好きなんはわかるけど、旦那も大事にしなさい」と言われるほど、客観的に見て数え役満でアウトな状態で、今更一緒に風呂がどうのとかの話?な感想だったと。

結局、自分が宮崎から帰った後は、大小様々「兄ちゃんと俺に対する態度が違いすぎる」の愚痴ばかり聞かされた汁江は、それまでは「嫌い」ぐらいだったのが「小せえ男、顔も見たくない、帰ってくんなや」みたいに..................

そして2日後。
これまで「離婚までにツッコまれんように、家事やらはちゃんとする」と言っていたのが
「何でコイツの為に弁当やら作らなあかんの」となり、メシも作らなくなったと。
一応「食べたいもの食べに行こうや」で外食したらしいのですが、車の中でも一言も話さず食事中も無言の無表情。
そして家に帰り着いた時、旦那が車のドアを思いっきり閉めて..................

「兄ちゃんとのメシは楽しく食ってたんやろ!もう我慢の限界!仕事復帰と言わずすぐに離婚や!」

..................「私の勝ちや」
旦那からそう言わせたら自分の勝ちだと思ったようです。
後は親への報告ですが「バツ3つになれば、おまえいい加減にしろって、多分、勘当されると思う」と。
今後の身の振り方としては..................
長年、急性期の病院勤務だった事から、今の介護施設の勤務では物足りないと思っているところがあり、休職期間に迷惑かけた分の義理を返せば、戻ってほしいと声が掛かっている前の職場に戻る。
そこで寮にでも入って大阪で生活する資金を貯めると。
寮に入るまで実家に住むのがベターとはいえ、そこはまだ不明なところ。

「どうにもならんようになったら迎えに行って大阪に連れて帰るから、とりあえずは自分が考えてるように進めたらいいねん。
手伝ってほしい事があれば、1週間ぐらいならそっち行って手伝うから心配しいなや」

とは伝えました。

「実際会うまでは、嫁の手前、大阪に住むのは無いなって思ってたけど、会ったらもうあかんわ、嫁に土下座してでも兄ちゃんを譲って下さいって言うわ」

さて、どうなる事やらといったところです。

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