この連休は久しぶりにBEACONとしての泊まりのツーリング。
行き先は
「鹿児島県 佐多岬」Nativeさんが生前
「往復2000kmぐらいでしょ?平均200km/hで走れば余裕で日帰りできるでしょ」なんて単純な算数の問題のように語ってはった頃が懐かしく、何年も前から行きたかった場所。
何ヵ月も前に宮崎のmashさんと
「暑いの嫌やから11月に」と日にちだけ決め
「もう、仕事の裁量も自分で決めれる役職者であろういい歳したメンバーやから、キッチリ休み取れるよね?」と圧を掛けつつLINEのグループトークへ投稿。
去年も似たような圧を掛けつつ、自分がどうしても外せない所用で行けなくなったという反省などありません。
さて、自分は叔母の家に遊びに行く予定を入れ、皆とは同じフェリーではなく、2日先行して神戸港から大分港へ。
ユウキ君から皆と合流する日は暑いから、夏装備の方がいいよ。
従兄妹からも
「こっちは短パンTシャツでじゅうぶんや」と。
「11月に、何を寝ぼけた事を..................」と思いつつ、レザー上下にインナーだけは言う事聞いて冷感系を。
叔母や従兄妹は
「2日あるから洗濯したげるよ」と言ってくれてはいましたが、子供の頃ならいざ知らず、50歳近くなってパンツにスジう〇ことか付いてたら恥ずかしいがなと..................
妙な照れもあって着替えは多めに荷物はパンパン。
出発当日。
神戸港から
「フェリー さんふらわあ」に乗るのは初めてだったので、19:00出航のところ15:00には港に到着。
誘導してくれた守衛さんに
「ホントに外に出ないですか?バイクで出られると順番変わりますから」と念押しされる始末なほど、
ぶっちぎりのポールポジション..................

口からエクトプラズム出そうなヒマさを乗り越え、ようやくバイクもチラホラ並びだしたものの、何となく
「同じバイク乗りとしてマナーを~」みたいに大きなお世話な意識高い系ライダーみたいなのが多く、話し掛けないでねオーラ全開で。
客室は行きは2段ベッドタイプにしましたが、以前、神戸港から宮崎港へ行くのに乗ったフェリーよりもベッドの長さがあって大きなテレビも備え付けてあって快適。
ロッカーも大きめのものが無料で使える親切さも。
1人で乗るとベッドに置いた荷物が気になったりしますが、その心配が無いのはありがたいものです。
06:20大分港到着。
暫くして下船、そこから東九州自動車道を使い120kmほど走って叔母宅へ向かいますが..................
めちゃめちゃ寒いがな臼杵の辺りで14Rのメーターで外気温7℃表示..................
誤差はあれど10℃は下回ってるはず。
何が「夏装備」や「短パンTシャツ」やねんボケと思いながらグリップヒーター点けて震えながら叔母宅に到着。
そして2日過ごし、皆が到着する鹿児島県の志布志港へ。
宮崎のmashさんとは
宮崎PAで待ち合わせ。
叔母宅から約90km。
そこで燃料の問題が..................
自宅近くで満タンにして神戸港まで35km、大分港から叔母宅まで120km。
14Rの燃料計は、満タン表示からメモリ1つ減るのが約100kmから。
そこからは怒涛の減り具合で、Eの1つ上まで下がるのが約200km。
東九州自動車道は給油できる場所が極端に少ない気がしながら、従兄妹にも
「昼間、近くのスタンドで満タンしときなよ」と言われていましたが、
まぁ川南PAにスタンドあるから大丈夫だろうと給油せずに出発。
対面通行ですぐに減速を強いられるものの、気分は亜音速で川南PAへ。
ガソスタ閉まってるがな..................これはやべぇとりあえず6速80km/hでそのまま走って宮崎PAへ。
mashさんと合流し事情を話すと、都城IC降りたとこにスタンドあるから大丈夫だと。
「チッ、足引っ張りやがって」等と文句も言わない低燃費走行で、
もう抱かれてもいいぐらいでした。
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無事給油も終え、皆との合流地点であるコンビニへ。
またいつものように、集合時間1時間前に
「着いた」とグループトークに投稿しプレッシャーを与えようとしていると皆が到着。
これこそ
「チッ」でした。

というか皆装備は夏装備。
涼しげなメッシュ素材のジャケット&パンツの中、何故このクソ暑いのに自分はパンチングでもない完全冬用レザー装備なのか..................
富士山に向かう途中、気温1℃の中、つよしさんと余裕のワープモードで走れた防寒性なのに、気温25℃とかサウナスーツと同じやがな..................
「暑くならないうちに、さっさと行きましょう」で佐多岬を目指します。
道中は宮崎のmashさんが先導で自分は2番目。
皆知った仲なので
「後続の事など知りません」です。
赤信号で途切れたら
「赤は注意して進め」とインカムで指示を出し
「路肩が空いているではないか」といった感じで走らせます。
が、何となく鹿児島県の印象は脇道からの飛び出しと、何がなんでもすり抜けさせないのが多いような。
ABS効きそうなぐらいブレーキ掛けて、脇から飛び出してきた軽トラにイラっとしてすり抜けすると、後続に対して窓から手を伸ばして
「抜かすな」のジェスチャーがあったとか。
窓から手を出して邪魔するカスなど、フル加速の頭突きで腕ヘシ折ってやればよかったのにと..................
そんなこんなで海岸線に入り、まぁ
「同じバイク乗りとして~あの運転はマナーが~」みたいな事言われそうな、先頭のmashさんごと豪快な追い越しもあった気がしますが、トラブル事は華麗にスルーし、ひたすら南へ。
目的地が
「本土最南端の地」だけあってバイクも多かったのですが、まぁ対向からのヤエーの多い事..................
特にカメラあちこちに付けたYouTuberっぽいのが全力で手を振ってきますが、首も動かさずフル無視。
トンネル入り口とかコーナー進入直前にヤエーしてくるとか、こちらの安全に配慮できない初心者が頑張って動画撮ってる感じがして、余計にイラっとします。
到着。
感慨深いものがありました。
「やっと来れましたよ」みたいな、何となく、Nativeさんと交わした約束を果たせたような気分になりました。



大阪人らしく厚かましく


自分の隼を撮るかっぴーさんを盗撮

ユウキ君

りょうさん

そこから指宿へ。
途中
「ネッピー」だったか、地名と恐竜?をもじったような記念館みたいなところで食事をし
「なんきゅうフェリー乗り場」へ。
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時間的にすぐに出発する便には乗れそうになかったので、タラタラしていると
「3台乗れますよー!」と係の人が。

当日、最も早起きして最も走行距離の多かった自分に
「先に宿行って寝とき」もうBEACONメンバーと
乱交でもいいと思えた優しさでした。
.........が
「あと1台いけますよー!」かーらーの
「詰めれば全部載せれます!」で、すし詰め状態で積載。
美談になる事もなく6台一緒に乗船。

多分、佐多岬
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去年も泊まったという
「川久」という宿へ。

オーナーさんと立ち話する中、コロナの時は廃業してタクに乗ろうかと考えてたとか言ってはったので、親切な人柄もあって割と突っ込んだ内容に。
晩メシはこれも去年行って好評だったという
「うっかり八兵衛」という居酒屋へ。
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どれも美味しく、腹一杯食べて
「会計間違えてない?」というぐらい安くて、良いお店でした。


翌朝。
指宿スカイラインから桜島フェリー?に乗って桜島へ渡るような提案もありましたが、結構モクモクと噴煙上げていて
「エアクリ詰まるんじゃね?」な気がして却下。
そのまま桜島の北側をぐるり回って志布志港へ行こうと。
「イッシー」とかいう恐竜みたいなのがいるらしい池田湖。




そのまま指宿スカイラインへ。
途中、脇道から2台のバイクが入ってきましたが、後ろを走るどの型なのかまではわかりませんが、センターアップで速そうなCBRがコーナー手前からケツをズラしてハングオン体勢を取るも、車体ほぼ真っ直ぐ。
速度の遅さと姿勢の乖離が妙に緊張感を感じさせ..................
「イヤイヤ、その車体ならもっと寝るから」と。
皆も同じような印象だったようで、そのうちコケるんやない?みたいな。
佐多岬へ向かう海岸線で2台のバイクはさっさと抜かしていったのに、今回は抜かしたりせず、逆に車間開けるmashさんの判断は正しかったと思えます。
指宿スカイラインの料金所はETCが使えず2輪は100円。
2輪で現金払いとか、硬貨を取り出すのが手間すぎ..................
しかし、先頭のmashさんが全員分まとめ払い。
しかも奢りでありがとうございます。
.........そういえば阿蘇の火口の料金所で、先頭の自分が全員分まとめ払いした際は
「奢りでいいよ」と言ったにも関わらず、皆返金してきたような..................
「貧民が無理すんじゃねえよ」だったのか
「アイツに借りを作ったら、笑顔のトイチされそう」だったのかわかりませんが、人間性というのはこういうところで垣間見れるのだと少しジェラシー。
とりあえず錦江台展望台というところを目指します。
道中、日陰のところは路面が濡れていて、濡れ落ち葉踏んでフロントからズルっと..................
嫌な汗出しながらもコケずに到着。
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別のツーリンググループの人らが話し掛けてきて、かっぴーさんやユウキ君が
「あ?なに馴れ馴れしく喋りかけとんねんコラぁ!」とか言い出さないかドキドキでしたがフレンドリーに。
ナンバーは多摩や横浜..................
「関東から自走ですか?」と訊くと
「バイクだけ送って飛行機で来ました」ナ ニ ソ レ ?バイクは業者にテキトーなとこまで陸送してもらい、飛行機で現地入りして受け取りだと。
金持ちのツーリングというか、時間を金で買うようなところが
「この人らの稼ぎは良いんだろうな」といった印象。
少し歓談の後、別方向へ。
そして九州道へ。
2車線なので法定速度内でぶっ飛ばします。
先頭のユウキ君の新型隼を追い掛けますが、やっぱり隼は速いです。
ここに来るまでに、14Rのメーターの時計が遅れてる話しをした際
「え?14Rは電波時計じゃないんですか?」と、まるでシーラカンス扱いだったので、最新の電子制御に負けるかぁ!で追い掛けますが、隼は速いです..................
(隼も電波時計ではないのに、まぁよく小馬鹿にされます)前を走る車を抜かしてるというより、前から車が逆走してきてるような感覚は久しぶりです。
ただやっぱり、トップケース付けているので法定速度ギリギリまで引っ張ると、フロントの接地感があやしくなるのがストレス..................
というかどこかの団長みたいにトップケース飛んでいかないかが心配ですが
「飛んだら後ろの人らは上手く避けてね」です。
東九州自動車道に入ると対面通行になり、詰まりの元凶となっている車をアレな感じで抜いたりしながらも、無事に志布志港へ。

帰りは1室に9個の個室があるシングルベッドの部屋に。

カードキーを使って大部屋に入って、その中にアコーディオンカーテンのドアみたいになってる個室に入るような形。
カードキーとかそんなハイテクなものに縁が無かったので、部屋に入って何の意識も無くそのまま外へ。
外でライダースタイルなオッサン2人が
「どの部屋や?」とか言ってたので「それ、ここですよ」と教えてあげてご満悦でしたが..................
廊下から大部屋へオッサンらが入る際にカードキーを。
!!!!!
「ごめんなさい、僕、カードキー部屋に置きっ放しなんで一緒に入れて下さい」良い人どころか、ただの不審者になってしまいました..................
今回、別件で疲れた状態からのスタートでしたが、300kmちょい乗っただけで
「ケツ痛ぇ」クッソ暑い中、1人だけアホみたいに完全冬装備で体力削られてる感満載でしたが、やっぱり「歳取ったよね」といった感想。
従兄妹に
「47歳、慢性前立腺炎」とプーくすくすされるのもわかる気がしました。
とりあえずは事故や検挙も無く、全員無事に終われたのを良しとして、来年は高千穂→阿蘇→別府みたいな話も出ていますが、どうなる事やら。
また何処か出掛けたいと思います。
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