静寂

さて、嫁と娘が引越していきました。

出発の日、夫として最後に「今までありがとう」は素直な気持ちで伝える事ができました。

嫁からは「こちらこそありがとう、憎くて別れるわけじゃなくて、気持ちがすれ違いすぎたから別れるだけ、私は今もこれからも、あなたの事を大事に思ってるから、困った事があればいつでも言って」

..................

先日、オカン姉と電話で話した後、オカンから「ご飯食べにおいで」と言われ実家へ。
その少し前、オカン姉が泣きなぎら実家へ来て「何でアンタがもっと早く気付いてあげへんかったんよ!」と、オカンは言われたと。

オカン姉は、オカン含め他の兄妹に迷惑が掛からないよう、独身のままじいちゃんばあちゃんの介護を23年やってきて、77歳になった今
「私は結婚はどうでもよかったけと、子供がいない事だけが心残りや」と、オカンの前で泣く事もあると。
だからか、自分や弟は小さい頃から可愛がってもらい、母親が2人いるような感覚。
せめてもの恩返しにと、親父が死んだ後、弟と話して、オカンの住む実家マンションにいつでも住んでもらい、姉ちゃんは俺らで面倒みるからと伝えてあります。
多分、本人が未婚のままその歳まできた事から、一番近しい甥っ子が離婚する事に少なからずショックを受けたのかと思います。

散々話し合って出した答え。
付き合ってた期間も合わせると25年以上。

憎み合って終わるのではなく「娘のお母さん」という気持ちのまま終わりを迎えられたのは、これから先、娘と父親の関係において、何かあるたび神経質になる必要もないだろうと思えました。
夫として妻としての関係は、お互い埋め難い溝ができてこうなりましたが、娘の母親という立場では、これまで完璧にこなしてくれた事に感謝と敬意を感じます。

「誰かがいてもいつも独り」と感じる時間が長すぎて当たり前すぎて、上手くいってたのはいつ頃だったのか?と思い返すのは難しいのですが、今の家に住んで16年か7年、静かすぎる室内に残された物の思い出に、少し寂しさを感じるのも事実です。
自分から離婚を切り出し、愛情面の後悔や未練があるわけでもないのに寂しさは感じるのが、つくづく自分は勝手な人間だなと思います。

後は娘が「結婚した」「子供生まれた」みたいな時に、いつでも遊びに来てくれたら嬉しいところですが、その時まで自分は生きているのか微妙な気も..................

そんな事を思いながら、娘が保育所の頃から住み始め、成長と共に刻まれた物を見ると、暗い静寂の中で押し潰されそうな感覚も。

なんて事を隠しながら「もう大丈夫や」とゆうこにLINEを送ると「先の事は考え直す」みたいな返信が。
電話掛けても出ず「なに?」とLINEで返信が..................
暫くして電話掛かってきて話をしましたが
「なにがもう大丈夫やなんよ、その一言でどれだけヘコんでるかすぐわかるわ、まだ強がるわけ?私の前でそんなんいらんて言うたやろ?寂しいなら寂しい、苦しいなら苦しいって、ちゃんと言うなら結婚する」

結局、あーこの人、1回突き放さな素直にならんわと思ったようで「突き放したところで絶対電話掛けてくるのはわかってた」と。
「私、何があっても兄ちゃんから離れんて言ったよね?好きとか愛してるとかの次元じゃないんよ、ここまでの気持ちにさせた責任は取ってって言ったよね?他の女にカッコつけるみたいなんはいらんのよ、だから今回は兄ちゃんを素直にさせる為に違う方法を取っただけや」

...........................と調子に乗ったかと思いきや
「早く結婚したい、特別な存在になりたい」

ナンダソレ?と思いながら、まぁ、随分助けられてるなというのがホンネ。
もう少し長生きしてみたいと思った今日この頃です。

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